霞ケ関駅 (東京都)

霞ケ関駅 (Kasumigaseki Station)

霞ケ関駅は、東京都千代田区霞が関二丁目にある東京地下鉄（東京メトロ）の駅です。官庁街の中心に位置し、多くの利用客で賑わっています。

概要

霞ケ関駅には、以下の3路線が乗り入れています。

丸ノ内線 (M 15)
日比谷線 (H 07)
千代田線 (C 08)

駅は、各路線ごとに駅番号が付与されており、乗り換えの際にはこれらの番号が役立ちます。

歴史

霞ケ関駅は、1958年（昭和33年）に丸ノ内線の駅として開業しました。その後、日比谷線、千代田線が開通し、3路線が乗り入れる現在の形となりました。

1958年（昭和33年）10月15日：丸ノ内線が開業。
1964年（昭和39年）03月25日：日比谷線が開業。
1971年（昭和46年）03月20日：千代田線が開業。
1995年（平成07年）03月20日：地下鉄サリン事件発生。一時営業停止。
2004年（平成16年）04月01日：東京メトロに継承。
2007年（平成19年）03月18日：ICカード「PASMO」が利用可能に。
2018年（平成30年）10月27日：千代田線ホームに発車メロディを導入。
2020年（令和02年）02月07日：日比谷線ホームに発車メロディを導入。
2022年（令和04年）01月21日：定期券売り場が営業を終了。

駅構造

駅ホームは逆向きの「コ」の字に配置されており、丸ノ内線、日比谷線、千代田線の順に並んでいます。各路線にはエスカレーターとエレベーターが設置されており、コンコースとホームを結んでいます。

丸ノ内線：島式・相対式ホーム2面2線。
日比谷線：島式ホーム1面2線。
千代田線：島式ホーム1面2線。

丸ノ内線と千代田線の乗り換えには日比谷線ホームを経由する必要があり、東京メトロの資料によると5分程度かかります。千代田線の国会議事堂前寄りに有楽町線桜田門駅につながる連絡線があります。

のりば

(出典：東京メトロ:構内図)

座席指定列車「THライナー」

2020年6月6日から運行を開始している座席指定列車「THライナー」は、久喜発の列車の場合、当駅 - 恵比寿駅間はフリー乗降区間となりますが、当駅始発久喜行きの列車の場合、東京メトロ線内のみの利用ができません。

当駅始発のTHライナーは、基本的に中目黒駅終着列車の折り返し回送で送り込まれます。ただし土休日の一部については、北千住駅終着列車が当駅まで回送され送り込まれる運用となっています。

発車メロディ

全てのホームにおいて、スイッチ制作の発車メロディ（発車サイン音）を使用しています。

改札口

A1 - A7（丸ノ内線・日比谷線）
A8 - A10（日比谷線）
A11 - A13（千代田線）
B1 - B3（丸ノ内線）
C1 - C4（千代田線）

改札内で各線のホームに連絡しているため、他の路線の改札の利用が可能です。

利用状況

2023年度の1日平均乗降人員は128,553人であり、東京メトロ全130駅の中で18番目に多い駅です。丸ノ内線、日比谷線、千代田線ともに多くの利用者がいます。

駅周辺

霞ケ関駅周辺には、中央省庁や関連施設が多くあります。

外務省
財務省
経済産業省
中央合同庁舎
裁判所合同庁舎
日本弁護士連合会
警視庁
霞が関ビルディング
* 日比谷公園

また、桜田門駅（有楽町線）、虎ノ門駅（銀座線）、内幸町駅（都営三田線）などの近隣駅へのアクセスも便利です。

その他

霞ケ関駅は、官庁街の中心にある駅として、地下鉄サリン事件のターゲットになりました。毎年3月20日には、駅で黙祷が行われています。また、当駅から日比谷駅、国会議事堂前駅、銀座駅までは、複数の経路があり、定期券の選択乗車が可能です。

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