霞ヶ浦緑地公園

霞ヶ浦緑地公園

三重県四日市市大字羽津甲に広がる霞ヶ浦緑地公園は、市民の多様なニーズに応える大規模な総合運動公園として知られています。広大な敷地内には、野球場やテニス場をはじめ、体育館や弓道場、プールなど、様々なスポーツ活動に対応する施設が整備されており、日々のトレーニングや大会、レクリエーションの場として多くの人々に利用されています。

公園の敷地は、昭和27年（1952年）に開設された四日市競輪場を三方向から取り囲むように配置されていますが、競輪場自体は公園の管理運営下にある施設ではありません。ただし、公園と競輪場とで駐車場は共用されており、来場者の利便性が図られています。

緑地公園内には、新旧様々な施設が点在しています。

主要施設

四日市ドーム: 平成9年（1997年）にオープンした多目的ドーム施設です。天候に左右されずに様々なイベントやスポーツ活動が行える屋内の拠点となっています。
四日市市営霞ヶ浦野球場群: 複数の野球場が整備されています。
第一野球場: 昭和48年（1973年）に開設され、昭和60年（1985年）に改修されました。プロ野球のファーム公式戦なども開催される本格的な野球場です。
第二野球場: 第一野球場と同じ昭和48年（1973年）にオープンしました。
第三野球場: 令和2年（2020年）5月に新たに開設された野球場です。人工芝が採用されており、従来の芝生養生期間にあたる冬季（11月～3月）も含め、年間を通じて利用が可能です。ナイター設備も完備しており、夜間のプレイも楽しめます。かつて霞ケ浦サッカー場があった場所に建設されました。
四日市テニスセンター: 平成30年（2018年）に開設されたテニス施設です。質の高いコートを備え、翌年にはATPチャレンジャーツアーである四日市チャレンジャーが初めて開催されるなど、国際的な大会にも対応できる水準を誇ります。この場所は、かつて大阪万博のパビリオンを移設して昭和48年（1973年）に開館し、平成26年（2014年）に解体されたオーストラリア記念館の跡地にあたります。
霞 ゆめくじら: 平成24年（2012年）に整備された広場です。大型の遊具が設置されており、子供たちが思い切り体を動かして遊べる空間として人気があります。
その他の施設: この他にも、昭和48年（1973年）オープンの四日市市霞ケ浦体育館、四日市市霞ケ浦弓道場、霞ケ浦プール、霞ケ浦運動用舟艇場など、様々なスポーツに対応した施設があります。また、霞ケ浦会館や芝生広場なども整備されており、多目的な利用が可能です。

過去の施設

前述のオーストラリア記念館や霞ケ浦サッカー場など、時代の流れと共にその役割を終え、新たな施設へと生まれ変わった場所もあります。

アクセス

鉄道: JR関西本線「富田浜駅」から徒歩約15分、近鉄名古屋線「霞ヶ浦駅」から徒歩約20分です。四日市競輪開催日には、近鉄四日市駅およびJR四日市駅から無料のシャトルバスが運行されます。
自家用車: 国道23号線沿いに位置しており、東名阪自動車道四日市東インターチェンジまたは伊勢湾岸自動車道みえ川越インターチェンジのどちらからも車で約15分程度です。約1,800台収容可能な大規模駐車場が完備されています。

霞ヶ浦緑地公園は、多様なスポーツ施設と広々とした空間を提供することで、市民の健康増進、体力向上、そして憩いの場として、地域にとって欠かせない存在となっています。

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