青地四郎

青地四郎

青地四郎（あおち しろう、1878年7月4日 - 没年不明）は、明治時代に東京で活躍した実業家、資産家、地主であり、東京府における多額納税者としてその名を知られました。族籍は東京府平民です。

人物

東京で生まれ、東京府士族である青地伊三郎の長男として育ちました。青地伊一、青地多吉は彼の弟にあたります。祖父である四郎左衛門の養子となり、1883年に家督を相続しました。幼少の頃から学問を好み、聡明であったことから、近隣の人々からは名家の生まれであると称えられていました。社会における様々な公共事業にも尽力しました。

また、貴族院多額納税者議員選挙の互選資格を有していました。宗教は浄土宗であり、旅行を趣味としていました。東京市浅草区瓦町、後に同市牛込区新小川町に居を構えていました。

家族・親族

青地家は、祖父である四郎左衛門から始まる家系です。祖母は東京の松本喜兵衛の養子でした。父である伊三郎は旧金沢藩士であり、東京府士族でした。

弟には、実業家、資産家、地主として活躍した伊一（1883年 - ?）と、資産家であり蒔絵師でもあった多吉（1888年 - ?）がいます。

妻は山梨出身の小林七郎の長女であるりんで、1878年生まれです。長男は四郎一郎（1898年 - ?）であり、その妻との間に息子がいます。二男は四郎次郎（1909年 - ?）です。娘も二人います。

参考文献

後藤三岳『浅草人物史』実業新聞社、1913年。
成瀬麟、土屋周太郎編『大日本人物誌 一名・現代人名辞書』八紘社、1913年。
『全国五十万円以上資産家表 時事新報社第三回調査』時事新報社、1916年。
人事興信所編『人事興信録 第5版』人事興信所、1918年。
人事興信所編『人事興信録 第7版』人事興信所、1925年。
『全国貴族院多額納税者議員互選人名総覧』銀行信託通信社出版部、1932年。
交詢社編『日本紳士録 第37版附録 多額納税者名簿』交詢社、1933年。
人事興信所編『人事興信録 第11版 上』人事興信所、1937 - 1939年。
帝国秘密探偵社編『大衆人事録 第14版 東京篇』帝国秘密探偵社、1942年。
人事興信所編『人事興信録 第14版 上』人事興信所、1943年。

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