青山ダム

青山ダムについて

青山ダムは、北海道石狩郡当別町に位置する、一級河川である石狩川水系の当別川に建設されたダムです。このダムは、1951年に着工し、1962年に竣工しました。施工業者は地崎工業が担当しました。

ダムの概要

青山ダムは、主に農業用の灌漑用水を確保するために建設されたアースダムです。アースダムとは、土や岩などの自然素材を盛り立てて造られるダムの形式を指します。

立地と周辺環境

ダムは、当別町の北部、青山地区に位置しています。当別町の中心部からは33km以上離れており、周辺は過疎地域となっています。かつては、1957年から1975年まで北海道中央バスの定期路線が運行し、1992年から2000年までは夏季限定で北海道中央バスと札幌第一観光バスの路線バスが運行されていましたが、現在は、ダムから10km圏内にはバス停が存在しません。

ダム周辺には、北海道立道民の森の一部である青山ダム地区と牧場南地区があり、自然豊かな環境の中でレクリエーションを楽しむことができます。

治水対策と当別ダムの建設

青山ダムは、灌漑用水の供給に貢献した一方で、治水対策においては構造上の限界がありました。このため、当別川の治水能力を向上させるために、新たに当別ダムの建設が計画されました。当別ダムは1980年に着工し、紆余曲折を経て2012年に供用開始されました。

まとめ

青山ダムは、灌漑用水の確保という重要な役割を担ってきましたが、治水対策の必要性から当別ダムが建設されることとなりました。ダム周辺は、自然が豊かでレクリエーションに適した環境となっています。

外部リンク

ダム便覧（財団法人日本ダム協会） 当別ダム

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