青山学院大学陸上競技部

青山学院大学陸上競技部の概要

青山学院大学陸上競技部は、1918年に設立された伝統ある陸上競技チームであり、青山学院大学体育連合および関東学生[[陸上競技連盟]]に所属しています。本部は神奈川県の相模原市にあります。主に長距離と短距離の二つのブロックに分かれて競技が行われています。

長距離ブロック

長距離ブロックは、1943年に開催された関東学徒鍛錬継走大会に初出場し、その後も東京箱根間往復大学駅伝競走（箱根駅伝）に頻繁に参加してきました。特に1965年以降は12年連続で出場し、2度のシード権獲得がありました。しかし、1976年の大会ではアンカーの杉崎孝選手が脱水症状で途中棄権し、その後は一時的に箱根路から遠ざかりました。

2004年には、元中国電力の選手である原晋が監督として就任し、2009年には33年ぶりに箱根駅伝へ復帰し、以降、成績を大きく向上させました。2010年には8位、2011年には9位、2012年には史上最高の5位となりました。

特筆すべきは、2013年からアディダスとのパートナーシップ契約を結び、以後の大会で大会新記録などを達成。2015年には初の総合優勝を果たし、さらに2016年には完全優勝を達成しました。2017年から2019年にかけては、箱根駅伝で4連覇を達成し続けています。

2022年には総合優勝を果たし、2023年の大会でも高い戦績を残しました。しかしながら、同年の箱根駅伝では総合3位に留まり、厳しい結果でしたが、原晋は引き続き指導にあたっています。

短距離ブロック

短距離ブロックもまた、活発な競技活動を展開しています。特に2013年の日本インカレでは4×400mリレーで初優勝を、翌年には4×100mリレーでの優勝も達成し、メンバーの藤森安奈選手が100mでも優勝し、2冠を達成しました。

指導者とその理念

監督の原晋は、選手への指導スタイルがユニークで、選手自身の自主性を尊重し、対話を重視する方法を取っています。高圧的な指示は行わず、自律的に考える環境を作ることに重点を置いています。また、選手の長所を引き出すために常に褒めることを意識しており、選手が自分の強みを活かすことで成長できるようサポートしています。

一方で、結果が出ない選手には厳格な対処を施し、他の役割を与える場合もあります。原監督は、陸上競技の振興に積極的で、メディアへの出演や講演活動を通じて役割を果たしています。

結論

青山学院大学陸上競技部は、長距離と短距離両方のブロックで優れた成績を上げており、指導者の理念を元に各選手が努力を重ねています。今後さらなる活躍が期待されるチームとなっています。

もう一度検索