青森明の星中学・高等学校

青森明の星中学・高等学校は、青森県青森市浪打二丁目に所在する私立の中高一貫校です。カトリックの修道会を母体とし、その歴史は1930年代に遡ります。当初は女子教育機関として設立されましたが、2015年に男女共学化され、現在に至っています。

歴史

1934年、カナダのケベック州に本部を置く聖母被昇天修道会（S.A.S.V.）から5名の修道女が来日しました。その3年後の1937年、青森市に青森技藝学院として学校が開校しました。これが現在の青森明の星高等学校の前身です。

その後、幼稚園の開設や高等技藝学院の設置を経て、1944年には青森女子商業学校へと組織変更されました。戦時中には堤橋高等女学校の生徒が編入するという出来事もありました。終戦後の1946年には、校名を青森明の星高等女学校と改称しました。

1951年には学校法人青森明の星学園として認可され、青森明の星高等学校と青森明の星中学校が設置されました。学園はその後も発展を続け、創立50周年、70周年の式典を挙行しました。2008年には青森明の星中学校が開校、2015年には中高共に男女共学化されました。そして、2017年には創立80周年を迎え、完全な男女共学化が実現しました。

教育内容

本校は、普通科の中に特別進学コース、I・コミュニケーションコース、進学コースを設けています。英語科では長期留学、中期留学、海外研修コースが用意されており、グローバルな視点を養うことができます。かつて存在した音楽コース（ピアノ専攻、声楽専攻、管弦楽器専攻）は、2015年度に普通科に統合されました。

交通アクセス

学校へのアクセスは、青森市営バスを利用するのが便利です。青森駅前から東部営業所行きのバスに乗り、「合浦公園前」で下車すると、そこから徒歩約5分で学校に到着します。

著名な卒業生

青森明の星中学・高等学校は、多くの著名な卒業生を輩出しています。例えば、元宝塚歌劇団の凜華せらさん（星組男役）と姫こだまさん（月組、宙組娘役）、アナウンサーでは田中栄子さん（元青森テレビ）、里村好美さん（エフエム青森）、中里玲奈さん（エフエム青森）、室谷香菜子さん（北海道放送）などがいます。また、コラムニスト、版画家のナンシー関さん、福祉活動家で教育者の佐藤初女さんも本校の卒業生です。

系列校

本校の系列校には、青森明の星短期大学、青森明の星幼稚園、弘前明の星幼稚園、浦和明の星女子中学校・高等学校、浦和明の星幼稚園があります。

関連事項

この学校に関連する項目としては、青森県中学校一覧、青森県高等学校一覧、青森明の星短期大学、高等女学校、旧制中等教育学校の一覧 (青森県) などがあります。

外部リンク

詳しい情報は、青森明の星中学・高等学校の公式サイトをご覧ください。

https://www.akehoshijh.ed.jp/

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