青森県道路公社

青森県道路公社

青森県道路公社は、青森県を設立団体とする地方道路公社です。

概要

1975年（昭和50年）4月1日に設立されました。設立当初は経営が安定せず、1975年度から1995年度にかけて赤字が継続し、1995年度末には約42億円の繰越欠損金が発生しました。しかし、県の支援を受けながら経営改革を断行し、1996年度以降は黒字に転換、2004年度には繰越欠損金を一掃しました。

長期債務も減少傾向にありますが、債務償還のため、青森県道路公社では有料道路の料金徴収期間を延長することを今後の検討課題としています。

現在料金を徴収しているみちのく有料道路では、普通乗用車と大型車の通行割合が一般的な割合と整合しないという問題を抱えています。このため、大型車に対する割引の社会実験や、2004年には一時的に一般通行料を500円に値下げするなどの対策を講じ、割合の改善を図りました。しかし、これらの試みは総収入の減少や通行量の伸び悩みなど、期待された効果を得るには至りませんでした。

割合の偏りの根本的な原因として、料金徴収が適切に行われていない可能性も指摘されています。

管理する道路

青森県道路公社は、以下の道路を管理しています。

E4A みちのく有料道路（青森県道257号後平馬屋尻線）
青森空港有料道路（青森県道27号青森浪岡線）
E4A 第二みちのく有料道路（青森県道8号八戸野辺地線）

かつて管理していた道路

青森中央大橋有料道路（青森県道120号荒川青森停車場線）：2006年（平成18年）4月1日に無料開放されました。

まとめ

青森県道路公社は、設立から現在に至るまで、様々な課題に直面しながらも、青森県の道路交通を支える重要な役割を果たしてきました。今後の課題として、債務償還のための料金徴収期間の延長や、みちのく有料道路における料金問題の解決などが挙げられます。これらの課題を克服し、更なる発展を遂げることが期待されます。

外部リンク

* 青森県道路公社

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