みちのく有料道路

みちのく有料道路：青森と八戸を結ぶ道

みちのく有料道路は、青森県青森市と上北郡七戸町を結ぶ、青森県道路公社が管理する全長21.52kmの一般有料道路です。全線が青森県道257号後平馬屋尻線の一部となっており、高速道路ナンバリングでは「E4A」が割り当てられています。

概要

起点: 青森県上北郡七戸町字志茂川原
終点: 青森県青森市大字滝沢字下川原
総延長: 21.52 km
車線数: 2車線
最高速度: 60 km/h（みちのくトンネル内のみ50 km/h）
事業費: 210億円
料金徴収期間: 1980年11月13日 - 2029年11月12日（49年間）

特徴

みちのく有料道路は、青森と八戸間を最短で結ぶ路線として機能しています。かつては東北自動車道の坂梨トンネル開通前に、青森市と盛岡市を結ぶ重要なルートでした。現在は、青森自動車道、上北自動車道、第二みちのく有料道路、百石道路、八戸自動車道と連携し、東北縦貫自動車道八戸線を補完する役割を担っています。ただし、前後の区間は一般道路であり、高規格道路としては連続していません。

道路構造令上は第3種第2級であり、高速自動車国道及び自動車専用道路に必要な基準は満たしていません。

通行料金 (2023年12月19日時点)

普通車: 860円 (ETC: 770円)
大型車 (1): 1,320円 (ETC: 1,180円)
大型車 (2): 3,080円 (ETC: 2,770円)
軽自動車等: 650円 (ETC: 580円)
軽車両等: 80円

※ ETC割引は10%です。
※ 障害者割引が普通車と軽自動車に適用されます。
※ ETCの休日割引、深夜割引は適用されません。

沿革

1980年（昭和55年）11月13日：供用開始
2010年（平成22年）1月19日：青森県有料道路経営改革推進会議が有料期間の19年延長を提言
2010年（平成22年）11月5日：青森県道路公社が料金徴収期間の延長を発表
2023年（令和5年）12月19日：ETC利用開始

インターチェンジなど

全区間が青森県内に所在します。

その他の情報

ETCは2023年12月19日15時から利用可能になりました。当初は2022年度中の開始予定でしたが、半導体不足の影響で遅延しました。
かつて料金所付近には「みちのく憩いの家」がありましたが、2014年に建物は撤去され、現在は駐車場とトイレが利用できるパーキングエリアとして機能しています。
一部区間では林道が並行しており、分岐点が存在しますが、これらの林道は未舗装で通行が困難な箇所もあります。
みちのく有料道路自体は軽車両の通行が認められていますが、トンネル区間では50cc以下の車両は通行禁止です。

みちのく有料道路は、青森と八戸を結ぶ重要な道路であり、地域の発展に貢献しています。

関連項目

青森県の県道一覧
東北地方の道路一覧
日本の高速道路一覧
高速自動車国道に並行する一般国道自動車専用道路
日本の一般有料道路一覧

外部リンク

青森県道路公社

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