青森県道180号尾駮有戸停車場線

青森県道180号尾駮有戸停車場線

青森県道180号尾駮有戸停車場線は、青森県上北郡六ヶ所村から野辺地町へと至る一般県道です。この路線は、地域の交通を支える重要な役割を果たしています。

概要

起点は六ヶ所村尾駮に位置し、国道338号から分岐して西へ進みます。尾駮沼と鷹架沼の間を通り抜け、途中で国道338号尾駮バイパスと交差します。その後、青森県道25号東北横浜線と合流し、南下します。鷹架沼の西側で県道25号から分かれ、下北半島縦貫道路（国道279号）野辺地北ICに接続。さらに、JR東日本大湊線と交差した後、国道279号（むつはまなすライン）と重複し、陸奥湾沿いを南下して有戸駅へと至ります。

路線データ

起点：上北郡六ヶ所村大字尾駮
終点：有戸停車場

歴史

この道は、下北半島の西側に位置する鷹架沼の縁を通るため、標高が低い地点を東西に移動できるルートとして、古くから利用されてきました。少なくとも藩政時代には既に存在していたと考えられています。

1793年（寛永5年）には、菅江真澄が太平洋側から室ノ久保を経由して有戸へ向かう道を試みましたが、積雪のため断念したという記録が残っています。彼は代わりに泊、砂子又を経由して田名部へ向かいました。

1926年（大正15年）の東奥日報には、「六ヶ所村は交通が不便であり、西は尾駮から広大な原野を越えて大湊線有戸駅に通じている」という記述があり、大湊線開通直後から、この道が陸奥湾側と太平洋側を結ぶ重要なルートとして認識されていたことがうかがえます。

1961年（昭和36年）2月10日、この道は県道として正式に認定されました。

路線状況

重複区間

青森県道25号東北横浜線（上北郡六ヶ所村大字尾駮 地内）

地理

交差する道路

国道338号（上北郡六ヶ所村大字尾駮、起点）
国道338号尾駮バイパス（上北郡六ヶ所村大字尾駮）
青森県道25号東北横浜線（上北郡六ヶ所村大字尾駮）
下北半島縦貫道路（国道279号） 野辺地北IC
国道279号

沿線の施設

日本原燃再処理事業所
日本原燃関連施設
むつ小川原開発地区・弥栄平中央地区
有戸簡易郵便局
* JR東日本大湊線有戸駅

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