青森県道27号青森浪岡線

青森県道27号青森浪岡線

青森県道27号青森浪岡線は、青森県青森市を横断する主要地方道です。この路線は、青森市の中心部から浪岡地区を結び、地域住民の生活や経済活動を支える重要な役割を担っています。

概要

この県道は、起点から国道103号との交差点までの区間が、かつて青森県道1号青森十和田湖線（現在の国道103号）の一部であったため、地元では「旧道」として親しまれています。特に荒川地区から青森空港へと続く高田地区には、入内断層に起因する急な坂道が存在し、安全な通行のために登坂車線が整備されました。2005年11月には、この難所を解消するために高田バイパス（愛称：スカイブリッジ）が開通し、交通の円滑化に大きく貢献しています。

スカイブリッジは、青森市の夜景を一望できる絶景スポットとしても知られています。高田地区の急坂を上りきると、青森空港方面へは青森空港有料道路が分岐し、現道は浪岡王余魚沢を経由して終点へと至ります。

路線データ

延長: 33.527 km
起点: 青森市堤町（堤交差点、国道4号交点）
終点: 青森市浪岡（バイパス杉沢交差点、国道7号交点）

歴史

1961年（昭和36年）2月10日 - 県道として認定
1988年（昭和63年） - 羽黒平バイパスの工事が開始
1993年（平成5年）5月11日 - 建設省により主要地方道青森浪岡線に指定
1996年（平成8年）10月22日 - 羽黒平バイパスが開通

路線状況

2008年から2009年の夏にかけて、旧浪岡町域のバイパス区間では、凍結防止のためのロードヒーティング敷設工事が行われ、冬季の安全性が向上しました。

別線・支線

青森空港有料道路

地理

交差する道路

国道4号（青森市堤町、起点）
青森県道40号青森田代十和田線（青森市奥野）
国道7号青森環状道路（青森市浜田）
国道103号（青森市第二問屋町）
青森県道44号青森環状野内線・青森県道120号荒川青森停車場線（青森市荒川）
青森県道44号青森環状野内線（青森市荒川）
青森県道285号浪岡藤崎線（青森市浪岡）
国道7号（青森市浪岡、終点）

沿線の施設など

堤川
ヤマダ電機 テックランド青森本店
NHK青森放送局妙見ラジオ送信所
青森市立荒川小学校
青森朝日放送
青森空港
浪岡ダム
イオンタウン浪岡
ザ・ビッグ浪岡店
DCMホーマック浪岡店

青森県道27号青森浪岡線は、青森市の発展とともに、その姿を変えながら、現在も地域住民の生活を支え続けています。スカイブリッジからの夜景は、訪れる人々に感動を与え、この道路が持つ歴史と魅力を物語っています。

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