青森自動車道

青森自動車道について

青森自動車道（あおもりじどうしゃどう）、英語ではAOMORI EXPWYと呼ばれるこの道路は、青森県青森市を通過する特定の高速道路となっています。略して「青森道（あおもりどう）」と呼ばれることもあり、東北自動車道からのアクセスが非常に便利な役割を担っています。

概要と構成

青森自動車道は、青森ジャンクション（JCT）にて東北自動車道から分岐し、青森東インターチェンジ（IC）までの区間が基本になっています。この道は、将来的に東北縦貫自動車道八戸線との接続が見込まれており、さらに上北自動車道や第二みちのく有料道路、百石道路を経由して八戸自動車道にもつながる計画があります。ただし、すでに事業化されているものではありません。

青森道の全体の長さは約15.6kmであるため、途中にサービスエリアやパーキングエリアは設けられていません。青森道の利用者は、給油の際に東北自動車道のサービスエリアを利用する必要があります。特に、青森道から東北道へ向かう場合、上りの花輪サービスエリアを利用することになるため、十分な燃料を確保してから出発することが求められます。

道路の接続とインターチェンジ

青森自動車道は東北自動車道（E4）との接続があり、青森JCTでの接続が行われています。この道路に設けられたインターチェンジは全て青森市内に存在し、IC番号は川口JCTからの通算で表示されています。全てのインターチェンジは供用されており、道路名に特記のない部分は市町道となっています。

歴史と変更

青森自動車道の歴史は、2003年9月28日に青森JCTから青森東ICまでの区間が開通したことから始まります。その後、2005年には日本道路公団が民営化されることに伴い、東日本高速道路の管理する路線となりました。2010年から2011年の期間中には、高速道路無料化社会実験が行われ、多くの利用者が恩恵を受けましたが、その後の東日本大震災により、再び有料化されました。震災の影響で、特定の条件を持つ車両に対して通行料金の減免措置も取られました。

現在の管理

現在、青森自動車道は東日本高速道路の東北支社に所属し、青森管理事務所が全線の管理を行っています。この道は交通量の観点からも重要で、さまざまなデータ収集が行われています。特に、平成22年度には高速道路無料化社会実験が行われ、多くの交通データが集められました。2020年度に予定されていた交通量調査は、新型コロナウイルスの影響で延期されました。

青森自動車道は、東北地方における重要な交通インフラの一部であり、地域経済の発展にも寄与しています。

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