青樹泉

青樹泉 - 宝塚歌劇団月組の男役スター

青樹泉さんは、東京都三鷹市出身の元宝塚歌劇団月組男役スターです。1月31日生まれで、愛称は「もりえ」。日本大学第二高等学校卒業後、宝塚音楽学校へ入学、85期生として宝塚歌劇団に入団しました。173cmの長身と、研ぎ澄まされた演技力で、多くの観客を魅了しました。

宝塚音楽学校から宝塚歌劇団へ

宝塚受験サポートスタジオでレッスンを重ね、2度目の挑戦で宝塚音楽学校への入学を果たします。1997年4月に入学した85期生には、後に活躍する多くのスターが揃っていました。同期には、映美くららさん、柚希礼音さん、桜一花さん、華形ひかるさん、十輝いりすさんなど、そうそうたるメンバーが名を連ねています。

1999年4月、宝塚歌劇団に入団。同期40人中22番という成績で、雪組大劇場公演「再会／ノバ・ボサ・ノバ」で初舞台を踏みました。

月組での活躍

1999年10月4日、月組に配属。その後、新人公演やバウホール公演で数々の重要な役を演じ、着実に実力を磨いていきました。2005年には「エリザベート」で新人公演初主演を務め、その高い演技力が認められました。2008年にはバウワークショップ「ホフマン物語」でバウホール初主演も果たし、前半の悪魔と後半のホフマンという難しい役どころを見事に演じきりました。

多彩な役柄と舞台経験

青樹さんの宝塚歌劇団時代は、実に多彩な役柄を演じきったことで知られています。新人公演では、大空祐飛さん演じるロバート／エミール役を「薔薇の封印」で演じ、瀬奈じゅんさん主演のコンサートにも出演。バウホール公演では「愛しき人よ」や「Bourbon Street Blues」、「想夫恋」、「大坂侍」など、様々な作品で主役級の役を演じました。

また、大劇場公演では「飛鳥夕映え／タカラヅカ絢爛II」、「JAZZYな妖精たち／REVUE OF DREAMS」、「暁のローマ／レ・ビジュー・ブリアン」、「パリの空よりも高く／ファンシー・ダンス」、「MAHOROBA／マジシャンの憂鬱」、「ME AND MY GIRL」、「夢の浮橋／Apasionado!!」、「エリザベート」、「ラストプレイ／Heat on Beat!」など、多くの作品に出演。日生劇場やドラマシティ公演にも数多く出演し、幅広い演技力を披露しました。「グレート・ギャツビー」や「オクラホマ！」といった作品にも出演し、その演技力は高い評価を得ました。

2009年の「ラストプレイ／Heat on Beat!」公演中には怪我により一時休演する事態もありましたが、持ち前の明るさと強い意志で克服し、舞台に復帰しています。2010年には「THE SCARLET PIMPERNEL」、「ジプシー男爵／Rhapsodic Moon」、「STUDIO 54」、「バラの国の王子／ONE－私が愛したものは…－」、「アルジェの男／Dance Romanesque」など、精力的に舞台活動を続けました。そして、2012年、月組公演「エドワード8世－王冠を賭けた恋－／Misty Station－霧の終着駅－」をもって宝塚歌劇団を退団しました。

退団後

退団後も、その経験を生かして様々な分野で活躍されていると推測されます。宝塚歌劇団での経験は、彼女の人生に大きな財産として刻まれていることでしょう。

青樹泉さんの魅力

青樹泉さんの魅力は、その端正な顔立ちと、力強いながらも繊細な演技力にあります。持ち前の明るさと努力家な性格も、多くの人々を惹きつける要素だったと言えるでしょう。宝塚歌劇団での輝かしい活躍は、多くのファンに今もなお語り継がれています。そして、真琴つばささんという大スターの月組トップスター時代を共に過ごした経験も、彼女にとって貴重な財産となっています。宝塚歌劇団という華やかな世界で、数々の名場面を作り上げた青樹泉さんの功績は、これからも記憶されることでしょう。

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