青色寺

青色寺について

青色寺（せいしょくじ）は、徳島県三好市池田町佐野に位置する真言宗御室派の寺院です。この寺の山号は宝珠山であり、本尊は延命地蔵菩薩に捧げられています。また、青色寺は阿波西国三十三観音霊場の20番札所としても知られています。

歴史

青色寺の創建時期は明確ではありませんが、古くは往還寺と呼ばれていました。1598年（慶長3年）に当時の藩主である蜂須賀家政によって、伊予街道の駅路寺として指定され、その際に駅路山往還寺に改名されました。1691年（元禄4年）には仁和寺の直末となり、寺の中興がありました。

その後、1702年（元禄15年）に青色寺と改称され、1811年（文化8年）の記録『佐野村棟付帳』には青色寺として記載されています。慶長期以降、この寺には毎年現米六石が佐野・馬路両村の年貢米の中から与えられるようになり、藩主が国を巡る際には休憩所や宿泊所として利用されました。1747年（延享4年）には藩主へのお目見えを許されたという歴史も残っています。

アクセス

青色寺へは、JR土讃線の阿波池田駅から車で約20分の距離です。また、徳島自動車道の井川池田インターチェンジからも車で約30分でアクセス可能です。周囲の自然環境に包まれた静かな場所に位置し、訪れる人々に心の癒しを提供してくれる寺院です。

参考文献

青色寺に関する歴史や文化に関しては、徳島県三好郡が編纂した『三好郡志』（1924年）や、さらに詳細な情報を提供する『三好郡志』名著出版版（1972年）などの資料に基づいています。これらの資料は、青色寺の歴史的背景を理解するための貴重な情報源となっています。

外部リンク

青色寺に関するさらなる情報は、八百万の神のサイトで確認できます。古き良き日本の寺院を訪れることで、歴史を感じることができるでしょう。

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