青蓮寺 (大阪市)

青蓮寺は、大阪市天王寺区に位置する高野山真言宗の寺院であり、その歴史は聖徳太子が鴫野の地に創建した法案寺に遡ります。

歴史

法案寺は、豊臣秀吉による大坂城築城の際に、現在の生國魂神社の地に移転しました。当時、この地は生玉十坊と呼ばれ、神仏習合の形態を保っていましたが、明治元年（1868年）の神仏分離令により、法案寺は分散することとなりました。

その後、生玉十坊のうち、遍照院と医王院の二つの院が合併し、茶臼山にあった青蓮寺の寺号を引き継いで、現在の場所に再建されました。この再建によって、青蓮寺は新たな歴史を歩み始めることとなったのです。

交通アクセス

青蓮寺へのアクセスは非常に便利です。Osaka Metro谷町線の四天王寺前夕陽ヶ丘駅から徒歩わずか4分という近さに位置しています。公共交通機関を利用して気軽に訪れることができるため、多くの参拝者にとってアクセスしやすい寺院と言えるでしょう。

周辺情報

青蓮寺の周辺には、太平寺や勝鬘院といった歴史的な寺院が点在しています。これらの寺院を巡ることで、大阪の歴史と文化に触れることができるでしょう。また、茶臼山もほど近く、歴史散策と自然に触れることができます。

青蓮寺は、その長い歴史の中で、様々な変遷を経て現在の姿となりました。聖徳太子の時代から現代に至るまで、大阪の歴史と深く関わってきた寺院であり、その境内には、歴史の重みと静寂が漂っています。都会にありながら、落ち着いた雰囲気の中で、心を静めて参拝することができるでしょう。

参考文献
大阪歴史文化研究会『大阪 御朱印を求めて歩く 札所めぐりルートガイド』メイツ、2016年5月。ISBN 978-4-7804-1754-8。

外部リンク
摂津国八十八所巡礼 第23番 青蓮寺
* 青蓮寺 - おおさか十三仏めぐり

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