青野池

青野池（あおのいけ）

青野池は、新潟県上越市大字青野に位置する、古くから農業用水として利用されてきたため池です。その歴史は400年以上前に遡り、現在も広大な水田を潤す重要な役割を果たしています。2010年には、農林水産省の「ため池百選」に選定され、その価値が改めて認められました。

特徴

青野池の最大の特徴は、その美しい景観です。池の中央には、弁財天を祀る祠が建つ弁天島が浮かび、静かな水面に趣を添えています。また、池はハンノキが生い茂る堤防によって分断されており、変化に富んだ景観が楽しめます。

この地が上越地方における稲作発祥の地であるということも、青野池の重要な側面です。隣接する水田から出土した遺跡の調査結果が、その歴史を物語っています。

自然環境

青野池は、豊かな自然環境にも恵まれています。秋に行われる「池払い」（水抜き）の際には、コイの掴み取りが行われ、地域住民の交流の場となっています。また、カモやシラサギなどの水鳥が飛来し、沼にはヌマエビ、サワガニ、ホタルなどが生息するなど、多様な生物の楽園となっています。湖畔にはハンゲショウ、カキツバタ、カタクリなどが植栽されており、四季折々の美しい花々が楽しめます。

アクセス

道路

国道253号線沿い、美守郵便局が目印です。

公共交通機関

えちごトキめき鉄道 直江津駅下車
北越急行ほくほく線 大池いこいの森駅下車

周辺情報

青野池周辺には、豊かな自然を満喫できるスポットが点在しています。ハイキングやバードウォッチングなどを楽しむのもおすすめです。また、上越市には、歴史的な建造物や温泉など、様々な観光スポットがあります。青野池を訪れた際には、ぜひ周辺の観光スポットにも足を運んでみてください。

まとめ

青野池は、農業用水としてだけでなく、美しい景観や豊かな自然環境、そして稲作発祥の地としての歴史を持つ、貴重なため池です。上越市を訪れた際には、ぜひ青野池に足を運び、その魅力を体感してください。

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