静岡県立二俣高等学校

静岡県立二俣高等学校

静岡県立二俣高等学校は、静岡県浜松市天竜区二俣町二俣に位置していた県立高等学校です。2014年3月、静岡県立天竜林業高等学校、静岡県立春野高等学校との統合により、その歴史に幕を閉じました。統合後は、天竜林業高校の校地に新設された静岡県立天竜高等学校に引き継がれています。

沿革

二俣高等学校は、1915年に静岡県磐田郡二俣町立実科高等女学校として開校しました。その後、幾度かの名称変更を経て、1927年に県立移管され、静岡県立二俣高等女学校となりました。戦後の学制改革により、1948年に静岡県立二俣高等学校と改称し、定時制課程を設置しました。

1949年には、静岡県立二俣林業学校と統合し、普通部と農業部を設置しましたが、1951年に農業部が静岡県立天竜林業高等学校として分離独立しました。1955年には家庭課程を設置、1958年には定時制課程に商業課程を設置するなど、地域のニーズに応じた教育を行ってきました。しかし、1960年に家庭課程を廃止、1963年には定時制課程商業科の募集を停止するなど、時代の変化に対応した変遷を辿りました。

1985年には定時制課程を廃止し、全日制課程のみとなりました。そして、2014年3月、静岡県立天竜林業高等学校、静岡県立春野高等学校との統合により閉校しました。

閉校に際し、二俣高校で修得した単位は天竜高校で修得した単位とみなされる措置が取られ、2014年3月時点で二俣高校に在学していた生徒は、天竜高校二俣校舎に転籍という形で、学びを継続しました。

交通アクセス

二俣高等学校へのアクセスは、以下の通りでした。

遠州鉄道鉄道線 西鹿島駅より遠鉄バス「二俣・山東・秋葉山・春野総合事務所」行に乗車、「二俣仲町」バス停下車
天竜浜名湖鉄道 天竜二俣駅より徒歩

著名な卒業生

二俣高等学校は、様々な分野で活躍する人材を輩出しています。

秋野不矩（画家）
青木康直（アニメーター）
安東能明（小説家）
内山佳保里（アテネオリンピック日本代表）
黒須康宏（ロイヤルホールディングス社長）

関連項目

静岡県高等学校の廃校一覧

外部リンク

* 静岡県立二俣高等学校 - ウェイバックマシン（2015年3月21日アーカイブ分）

二俣高等学校は、地域の教育に大きく貢献し、多くの卒業生を社会に送り出してきました。閉校後も、その歴史と精神は、静岡県立天竜高等学校に引き継がれています。

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