静岡県道81号焼津森線

静岡県道81号焼津森線

静岡県道81号焼津森線は、静岡県焼津市を起点とし、周智郡森町に至る全長72.6kmの主要地方道です。この路線は、都市部と山間部を結ぶ多様な表情を持ち、地域の交通を支える重要な役割を担っています。

概要

焼津市街地から東名高速道路焼津インターチェンジを経て、藤枝市へと続く区間は、主要地方道としての役割を強く担っています。特に、八楠交差点から焼津インターチェンジ間は4車線で整備されており、交通の流れを円滑にしています。現在、焼津インターチェンジから仮宿交差点にかけての区間も4車線への拡幅工事が進められています。仮宿交差点からは、旧東海道（静岡県道208号藤枝静岡線との重複区間）を通り、旧五和岡部線へと接続します。

特徴

この路線の大きな特徴は、都市部と山間部で道路状況が大きく異なる点です。焼津市や藤枝市などの都市部では、4車線道路として整備されている区間が多い一方、山間部に入ると狭隘な道路が連続します。特に、藤枝市西方から瀬戸ノ谷間、藤枝市滝沢から島田市相賀、島田市大代から掛川市倉真間にかけては、道幅が狭く、運転には注意が必要です。藤枝市西方から本郷間では、幅2.0m、石仏トンネルでは高さ2.0mの制限があります。また、島田市神座から竹下間では、大井川によって道路が途切れているため、上流にある大井川用水の水路橋を通行する必要があります（ただし、小型自動車以下、時間帯による一方通行、夜間通行止め）。

歴史

1993年5月11日、旧一般県道焼津停車場仮宿線、藤枝静岡線の一部、五和岡部線、赤根金谷線が、焼津森線として主要地方道に指定されました。その後、1994年4月1日に、静岡県道211号五和岡部線、214号焼津停車場仮宿線、267号赤根金谷線が統合され、現在の静岡県道81号焼津森線となりました。

路線状況

重複区間:

静岡県道30号焼津藤枝線（焼津市栄町・本町3丁目交差点 - 焼津市栄町・焼津一丁目交差点）
静岡県道208号藤枝静岡線（藤枝市岡部町内谷・内谷新田交差点 - 藤枝市岡部町内谷）
静岡県道209号静岡朝比奈藤枝線（岡部町村良）
静岡県道215号伊久美藤枝線（藤枝市西方 - 藤枝市滝沢）
静岡県道32号藤枝黒俣線（藤枝市本郷）
静岡県道64号島田川根線（島田市相賀 - 島田市神座）
静岡県道58号袋井春野線（周智郡森町飯田・飯田小学校南交差点 - 周智郡森町飯田・下飯田交差点）

通過する自治体:

静岡県
焼津市
藤枝市
島田市
掛川市
周智郡森町

主要な交差道路:

静岡県道416号静岡焼津線（焼津市栄町・本町3丁目交差点、起点）
静岡県道30号焼津藤枝線（焼津市栄町・焼津一丁目交差点）
国道150号（焼津市八楠・八楠交差点）
東名高速道路 焼津インターチェンジ（焼津市八楠）
静岡県道81号焼津森線 支線・静岡県道208号藤枝静岡線・静岡県道381号島田岡部線（藤枝市仮宿・仮宿交差点）
国道1号藤枝バイパス・静岡県道381号島田岡部線（藤枝市岡部町内谷・内谷新田交差点）
静岡県道208号藤枝静岡線（藤枝市岡部町内谷）
静岡県道209号静岡朝比奈藤枝線（藤枝市岡部町村良）
静岡県道215号伊久美藤枝線（藤枝市西方）
静岡県道32号藤枝黒俣線（藤枝市本郷）
静岡県道215号伊久美藤枝線（藤枝市滝沢）
静岡県道217号伊久美元島田線（島田市相賀）
静岡県道64号島田川根線（島田市相賀）
静岡県道64号島田川根線（島田市神座）
国道473号（島田市竹下・五和駅前交差点）
静岡県道39号掛川川根線（掛川市上西郷）
静岡県道373号原里大池線（掛川市上垂木）
静岡県道40号掛川天竜線（掛川市本郷・本郷南交差点）
静岡県道272号遠江原谷停車場線（掛川市本郷）
静岡県道58号袋井春野線（周智郡森町飯田・飯田小学校南交差点）
静岡県道58号袋井春野線（周智郡森町飯田・下飯田交差点）
静岡県道279号山梨一宮線（周智郡森町谷中・谷中交差点）
静岡県道40号掛川天竜線（周智郡森町一宮・愛光園入口交差点、終点）

支線

静岡県道81号焼津森線・静岡県道208号藤枝静岡線・静岡県道381号島田岡部線（藤枝市仮宿・仮宿交差点）
新東名高速道路 藤枝岡部インターチェンジ・国道1号 藤枝バイパス（藤枝市仮宿・広幡IC交差点）


このように、静岡県道81号焼津森線は、都市部と山間部を繋ぐ多様な表情を持つ路線であり、地域の生活や経済活動に欠かせない道路です。

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