国道473号

国道473号の詳細

国道473号（こくどう473ごう）は、愛知県蒲郡市から静岡県の牧之原市を結ぶ一般国道です。この道は奥三河地方や静岡県浜松市の天竜区、さらに榛原郡川根本町を経由します。

路線概要

国道473号の距離は全体で268.0 kmに及び、愛知県が101.2 km、静岡県が81.6 km、浜松市が85.2 kmを持っています。また、重複延長は109.2 kmあり、未供用延長は存在しません。実際に使用可能な道路の延長は158.8 kmで、その中で現道が142.0 km、旧道が15.0 km、新道は1.8 kmです。重要な経過地には岡崎市や東加茂郡下山村、北設楽郡設楽町、さらには天竜市と榛原郡中川根町などが含まれています。

歴史と変遷

この国道は1993年に指定され、以来様々な経路変更や土砂崩れによる影響を受けてきました。特に2015年1月31日には、静岡県浜松市天竜区で土砂崩れが発生し、原田橋が崩壊して経路が分断されました。その後、御前崎連絡道路や岡崎額田バイパス、設楽バイパスが開通しました。また、2022年には集中豪雨によって通行止めが相次ぎましたが、復旧工事が行われ、徐々に利用可能な区間が増えてきました。

バイパスと交通状況

国道473号にはいくつかの重要なバイパスが整備されています。岡崎額田バイパス、設楽バイパス、そして金谷御前崎連絡道路（相良バイパス）などがその一部です。これらのバイパスは交通の流れをスムーズにするための重要な役割を果たしています。

通過する地区

この国道は愛知県と静岡県の境を越え、三河地方や遠州北部の美しい山間部を通ります。具体的には、蒲郡市から岡崎市、新城市や北設楽郡などを経て、静岡県の浜松市や川根本町、島田市、菊川市の各地を巡ります。

自然環境と景観

国道473号は多様な自然環境を経由します。特に豊田市から川根本町までの山間部区間では狭隘路も見られ、ドライバーにとって挑戦的な道路となっています。しかし、途中で得られる風景は素晴らしく、特に大井川の右岸では美しい景色が広がっています。

まとめ

国道473号は、愛知県蒲郡市から静岡県の牧之原市まで続く重要な通路です。さまざまな地形を通り、多くの交通路と交差しながら、多くの地域の人々にとって欠かせない存在です。道の歴史は長いものがあり、近年の天候による影響に対しても復旧が進められています。今後もこの道路は、地域の交通インフラの一部として重要な役割を果たしていくでしょう。

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