音羽しのぶ

音羽しのぶのプロフィール

音羽しのぶ（おとわ しのぶ）は、本名を吉村智恵子（よしむら ちえこ）と言い、1977年3月16日生まれの演歌歌手です。彼女は山口県下関市の出身で、血液型はO型です。現在、ゴールデンミュージックプロモーションに所属しており、演歌の世界で長年にわたって活動を続けています。

経歴

音羽しのぶは、下関市彦島で誕生し、その後厚狭郡山陽町（現在の山陽小野田市）で育ちました。厚狭小学校と厚狭中学校を卒業し、堀越高等学校に在学していた1991年には、第15回長崎歌謡祭でグランプリを受賞しました。彼女の音楽キャリアは、その後急速に展開していきます。

1992年11月21日、現役の女子高生として「司千恵子（つかさ ちえこ）」の名義でソニーレコードより「涙という名の港町」でデビューを果たしました。続けて、1994年6月には「雪岬」をリリースしましたが、こちらはあまりヒットしませんでした。その後、作曲家の水森英夫氏に師事することになり、1999年11月20日に「森川美里（もりかわ みさと）」に改名して「幸せはぐれ」で再デビューをいたします。この時期には、Sonyの演歌歌手として初めてオフィシャルホームページも開設されましたが、再デビューも思うようにはいきませんでした。

次に、再び水森氏のもとで厳しいレッスンを受ける中で、音羽しのぶという新たな芸名を迎え、2001年9月5日にキングレコードから登場しました。彼女の名前は、キングレコード本社がある東京都文京区音羽に由来しています。この頃、ファッションプロデューサーの神田うのを迎え入れ、奇抜な衣装を着用してワイドショーに頻繁に出演し、業界内で注目を集めました。そして、デビュー曲である「しのぶの渡り鳥」はヒットし、同年の第43回日本レコード大賞で新人賞を獲得しました。

2002年には、第35回日本有線大賞で有線音楽賞を受賞し、2004年には自身のシングル「泣き酒」に関連して、山口県の地酒大使に任命される栄誉も受けました。さらに、2005年には再び日本有線大賞有線音楽賞を獲得しています。

一時、2012年12月に活動を休止しましたが、2018年には吉村ちえこ名義で活動を再開し、演歌の枠を越えた様々な音楽に挑戦しています。彼女の柔軟なスタイルは、今も多くのファンに支持されています。

ディスコグラフィー

音羽しのぶの主要なシングルには、13枚の作品が名を連ねています。また、アルバムも数枚リリースしており、特に以下の作品が有名です：

• - 昭和の流行歌（2002年3月27日）
• - 最終霧笛〜しのぶの渡り鳥ベスト13（2003年8月27日）
• - しのぶリメンバー 名前の無い恋（2009年8月26日）

出演

テレビの世界にも積極的に参加しており、2009年からは「歌謡サロン・演歌がええじゃん」の司会を務めています。この番組では、彼女は「しのぶ」という名前で出演していますが、音羽しのぶとしての存在感を示し、視聴者に親しまれています。

まとめ

音羽しのぶは、演歌の世界において長いキャリアを持つアーティストであり、彼女の楽曲や出演活動は多くの人々に影響を与えています。再び音楽界に返り咲いた彼女の今後の活動にも、大いに期待が寄せられています。

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