順天堂大学医学部附属浦安病院

順天堂大学医学部附属浦安病院は、千葉県浦安市富岡に位置する、学校法人順天堂が運営する大学付属病院です。

沿革と特徴

浦安市では、人口の急増に伴い医療機関の不足が大きな課題となっていました。これに対応するため、市からの誘致を受けた順天堂大学は、医学部附属病院としては3番目となる本院を1984年に設立しました。大学病院として高度な医療を提供する一方、地域医療の中核を担う病院として、地域住民の健康を支えることに重点を置いています。

病床のうち290床は、差額室料が発生する病床となっています。また、初診時に他の医療機関からの紹介状がない場合には、国の定める制度に基づき、保険診療とは別に5,500円の初診時選定医療費が加算されます。

地域との連携のみならず、2019年にはプロ野球球団である千葉ロッテマリーンズと医療・栄養面での支援に関する協定を締結するなど、幅広い活動を行っています。

診療体制

当院では、多岐にわたる診療科と専門部門を設置し、様々な疾患に対応しています。主な診療部門は以下の通りです。

内科1（呼吸器、消化器）
内科2（腎臓、膠原病、血液、糖尿病・内分泌）
ハートセンター（循環器内科、心臓血管外科）
脳神経内科
メンタルクリニック
小児科
外科
呼吸器外科
脳神経外科
整形外科
産婦人科
皮膚科
形成外科
泌尿器科
眼科
耳鼻咽喉科
放射線科
麻酔科
救急診療科
リハビリテーション科
女性専用クリニック
がん治療センター
血液浄化センター

また、診療をサポートする診療協力部門として、臨床検査医学科、薬剤科、中央手術室、GCPセンター、リハビリテーション室などが連携して医療を提供しています。

医療機関の指定等

本院は、様々な公的医療制度における指定や認定を受けています。主な指定は以下の通りです。

保険医療機関
労災保険指定医療機関
指定自立支援医療機関（更生医療・育成医療・精神通院医療）
身体障害者福祉法指定医の配置されている医療機関
生活保護法指定医療機関
戦傷病者特別援護法指定医療機関
原子爆弾被爆者医療指定医療機関
原子爆弾被爆者一般疾病医療取扱医療機関
公害医療機関
母体保護法指定医の配置されている医療機関
高度救命救急センター
臨床研修指定病院
がん診療連携拠点病院
特定疾患治療研究事業委託医療機関
DPC対象病院
小児慢性特定疾患治療研究事業委託医療機関

特に、高度救命救急センターとしての指定は、重篤な救急患者に対する高度な医療を提供できる体制が整っていることを示しており、地域における救急医療の要となっています。また、がん診療連携拠点病院として、専門的かつ質の高いがん医療を提供する役割も担っています。

交通アクセス

最寄り駅からのアクセスは以下の通りです。

JR京葉線新浦安駅から徒歩約8分。
新浦安駅または東京メトロ東西線浦安駅から京成バスに乗車し、「順天堂病院前」バス停で下車。

これらのアクセスにより、周辺地域からの来院が可能です。

参考文献

『順天堂史 下巻』学校法人順天堂、1996年

外部リンク

* 順天堂大学医学部附属浦安病院

本院は、大学病院としての先進医療と、地域に根差したきめ細やかな医療サービスを組み合わせ、浦安市および周辺地域の医療ニーズに応え続けています。

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