順徳聯誼総会梁銶琚中学

順徳聯誼総会梁銶琚中学（Shun Tak Fraternal Association Leung Kau Kui College）、通称「梁中（LKKC）」は、香港新界屯門区安定邨に位置する、六年制の英語中学校です。1981年9月の創立以来、屯門地区、そして香港全体でも有数の名門校として知られています。学校は、中国語、通識教育、中国歴史を除く全科目を英語で授業を行うという特徴を持っています。

学校の概要

「梁中」の愛称で親しまれる当校は、英語では「LKKC」と略されます。創立当初は、屯門地区が新市鎮として発展途上であった時期であり、学校は地域の発展と共に成長してきました。入学に関しては、1年生の約3分の1が外部受験生であり、残りの3分の2は順徳聯誼総会の関連小学校からの内部進学者で構成されています。入学試験では、受験生の英語コミュニケーション能力が重視される点が特徴です。

当校は、香港中学会考（HKCEE）で毎年多くの優秀な成績を収めており、その実績から屯門区だけでなく、香港全域で高い評価を得ています。2009年以前は7年制の中学校制度でしたが、香港中学会考の結果次第では、中学6年生（予科）に進級できない生徒もいました。当時の当校では、中学5年生のクラスが5つあったのに対し、中学6年生は2クラスのみで、進級できる生徒はごく一部に限られていました。

2011年を最後に香港中学会考は廃止され、2012年からは新制の香港中学文憑試験が導入されました。これにより、中学校は6年制となり、中学4年生に進級した生徒は、公開試験なしで中学6年生に進学できるようになりました。新制の中学4年生から6年生は、日本の高校1年生から3年生に相当します。学校の歴史の中で、2007年9月まで麥兆明氏が校長を務め、その後、副校長であった戴明基氏が校長に就任しました。

沿革

1981年：屯門安定邨に創立。
2009年9月：教育改革により、中学校6年制を導入。
2011年：創立30周年記念式典を実施。
2012年7月：旧制の中学7年生が卒業し、予科を含む旧制クラスが廃止。

2013年4月現在、全校生徒数は1086人、クラス数は20クラスであり、すべての学年が新制の6年制となっています。

教科

中学（1年生～3年生）

新制の6年制中学校のため、全科目が必修科目です。

高校（4年生～6年生）

2009年9月より4年生に進級した生徒は、新制の6年制に移行します。

選択科目1：3科目を選択
2009年9月以降、4年生に進級する生徒は、日本語またはフランス語などの科目を自由に選択可能

学生服

夏服

男子生徒：白の半袖シャツ（左胸に学校の紋章刺繍）、ベージュ色の長ズボン、白の無地靴下、黒革靴（運動靴は禁止）
女子生徒：白の半袖ワンピース（袖に赤の縁取り、左胸に学校の紋章刺繍）、赤色のゴムベルト、白の無地靴下、黒革靴（運動靴は禁止）

冬服

男子生徒：ダークブルーのブレザー（左胸に学校の紋章刺繍）、白の長袖シャツ（左胸に学校の紋章刺繍）、白い斜め線の赤いネクタイ、灰色の長ズボン、白の無地靴下、黒革靴（運動靴は禁止）
女子生徒：ダークブルーのブレザー（左胸に学校の紋章刺繍）、白の長袖シャツ（左胸に学校の紋章刺繍）、白い斜め線の赤いネクタイ、灰色のジャンパースカート（左胸に学校の紋章刺繍）、灰色の無地靴下、黒革靴（運動靴は禁止）

※セーターまたは冬服ジャケットは着用自由です。女子生徒のスカートは、夏冬共に膝下丈と定められています。

髪型

男子生徒：前髪は眉まで、後ろ髪は襟まで。染髪は禁止。
女子生徒：髪の長さは肩まで。長すぎる場合は結ぶこと。染髪は禁止。

交通

鉄道

MTR軽鉄：安定駅（系統505、507、614、751）

バス

九龍バス：系統60、60M、60X、61M、61X、62X、259D、261、263、N260（深夜バス）
シティバス：系統E3
MTRバス：系統506

著名な人物

譚凱邦：当校の教師であり、コンピューター、総合科学、生物、通識教育の4科目を担当。環保触覚の創立者兼団長。2008年の香港立法会選挙に立候補するも落選。

外部リンク

公式サイト

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