風人物語

風人物語（ふうじんものがたり）

『風人物語』は、アニメ制作において高く評価された作品であり、第1回アニメ企画大賞に輝いた大鳥南の企画をもとにしています。2004年にProduction I.Gの手によってテレビアニメ化され、押井守の監修のもとで制作されました。

概要

本作は、最初にパーフェクト・チョイスでPPV配信が行われ、その後2005年にはファミリー劇場で放送されました。さらに、2006年6月にはNHK衛星第2テレビジョンの衛星アニメ劇場枠で再放送され、同年6月23日からはフレッツ・スクウェア内のアニメ・特撮枠でもオンデマンド配信がスタートしました。

あらすじ

物語の主人公は、中学2年生でデジカメ部の部長を務めるナオです。彼女は、普段のように屋上で空の写真を撮影している際に、空を飛んでいる猫たちを発見します。その光景に驚いたナオは屋上から落下してしまいますが、突然発生した風によってふわりと浮くことができ、命拾いをします。実は、ナオを助けたのは風の里から来た大気先生という人物で、彼はその猫たちに空を飛ぶ方法を教えたと聞きます。ナオは彼に会い、風の使い方を学びに行くことを決意します。

登場人物

• - ナオ（声 - 名塚佳織）: 本作の主人公で中学2年生、デジカメ部の部長。空の写真を撮ることが大好き。
• - ミキ（声 - 花村怜美）: ナオの親友。
• - 潤（声 - 入野自由）: ナオの幼馴染。
• - 涼子（声 - 岩村愛）: ナオの同級生で、空飛ぶ猫を目撃した。
• - 大気（声 - 杉山大）: ナオに風の使い方を教える風使いの里の住人。
• - 雪緒（声 - 水野理紗）: 大気先生の亡き兄の妻で、彼を支える存在。
• - 好三郎（声 - 竹田雅則）: 学校の保健医。

スタッフ

本作の原案は大鳥南が手掛け、第1回アニメ企画大賞で大賞を受賞しました。監督は西村純二が担当し、押井守が監修を行っています。キャラクターデザインは荒川眞嗣、美術監督は小林七郎が務め、色彩設定には広瀬いづみが関与しています。音楽は川井憲次が担当し、印象的な楽曲が物語を盛り上げます。

主題歌

オープニングテーマには「風の詩 〜WINDY TALES〜」が使われ、作詞をSatomi、作曲を佐々木潤が手掛けており、YuUが歌唱しています。また、エンディングテーマ「夕陽の色だけ」にも注目され、こちらは西村純二が作詞を行い、音楽は川井憲次が担当しています。

まとめ

『風人物語』は、空や風をテーマにした心温まる物語で、登場人物たちの成長や友情が描かれています。ナオの冒険を通じて、風の持つ不思議な力と、周りの人々とのつながりを感じることができる作品です。

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