飛松五男

飛松五男：情熱を燃やす元刑事、事件の裏側と社会の闇に迫る

飛松五男（とびまつ いつお）は、1944年生まれ、鹿児島県阿久根市出身。元兵庫県警察官であり、現在は行政書士、探偵、内部告発者として多岐にわたる活動を展開しています。警察官時代は刑事として数々の事件に携わり、定年退職時には巡査部長から警部補に特別昇任。その経験と知識を活かし、退職後は事件の被害者相談に乗り、犯人を特定するなど、その手腕を発揮しています。

刑事としての経歴と功績

9人兄弟の五男として生まれた飛松氏は、鹿児島県立阿久根高等学校を卒業後、集団就職で兵庫県へ。自動車関連会社勤務を経て、1964年に兵庫県警察に入ります。当初から刑事志望であり、念願叶ってからは刑事一筋。21歳で刑事となり、所轄や警察本部捜査第一課で36年間、様々な事件の捜査に携わりました。その功績が認められ、警察庁長官表彰など数々の表彰を受けています。

2009年には、加古川市で発生した女性教師殺害事件の調査にも協力。被害者の父親が飛松氏の元同僚であった縁から、捜査依頼を受けました。元交際相手への聞き込みや遺棄現場周辺の調査など、独自の捜査を行い、事件解決に大きく貢献。この活動は報道番組でも取り上げられ、注目を集めました。

コメンテーターとしての活躍と社会への提言

現職時代から『警察24時』などの密着番組に出演していた飛松氏。定年退職後も、姫路2女性殺害事件の犯人逮捕に貢献したことがきっかけで、コメンテーターとしての活動を本格化させます。関西圏の番組では、同じく元刑事の北芝健氏と比較され、「パッション飛松」と呼ばれることも。

また、兵庫県警の交通安全協会への天下り問題をテレビで暴露するなど、警察内部の問題にも積極的に切り込んでいます。その内容は、OB職員の多さや退職金の高額さなど、組織の体質を批判するものでした。

地域社会への貢献とセミナー主催

行政書士としては、市民の身近な相談に乗り、県議や市議との幅広い人脈を活かして、行政機関とのパイプ役を務めています。地域住民からの信頼も厚く、頼れる存在として活躍中です。

さらに、飛松塾を主宰し、各界の著名人をゲストに招いたセミナーを開催。日本の現状や未来について、参加者と共に考える場を提供しています。柳谷郁子氏、鈴木邦男氏、上祐史浩氏、前川喜平氏など、多彩な講師陣が講演を行っています。

メディアでの発言と著書

『ジョブチューン アノ職業のヒミツぶっちゃけます!』では、過激な発言で物議を醸すこともありますが、その歯に衣着せぬ語り口が番組を盛り上げています。ただし、発言内容には注意が必要で、あくまで「飛松さんが若い頃の話」という補足がされることもあります。

著書には、『飛松五男の熱血事件簿 私だけが知っている不可解事件の裏側と真相』『なぜ警察官の犯罪がなくならないのか 元熱血刑事がテレビで言えなかったこと』『歪曲捜査 ケンカ刑事が暴く警察の実態』などがあり、事件の裏側や警察内部の問題に鋭く切り込んだ内容となっています。

まとめ

飛松五男氏は、刑事としての経験と情熱を活かし、事件の真相解明や社会問題に積極的に取り組む人物です。コメンテーター、行政書士、セミナー主催者として多岐にわたる活動を通じて、社会に貢献し続けています。

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