飯島均

飯島均：ラグビー界を牽引する指導者の軌跡

飯島均氏は、1964年9月1日生まれ、東京都出身。選手、指導者として日本のラグビー界に多大な貢献をしてきました。現在はジャパンラグビーリーグワンに所属する埼玉パナソニックワイルドナイツのGM（ゼネラルマネージャー）としてチームを運営、強化する重責を担っています。

ラグビープレイヤーとしての黎明期

飯島氏は府中西高校を経て、大東文化大学に進学。主にフランカー(FL)のポジションで活躍しました。大学4年時には、全国大学ラグビーフットボール選手権大会（大学選手権）で優勝を経験。この勝利は、飯島氏のラグビー人生における最初の大きなハイライトとなりました。

三洋電機での挑戦

大学卒業後、飯島氏は三洋電機（後の三洋電機ワイルドナイツ、現パナソニック ワイルドナイツ）に入社。同チームでは主将も務め、チームを牽引しました。しかし、当時のラグビー界は神戸製鋼の黄金時代であり、全国社会人ラグビーフットボール大会（全国社会人大会）での優勝は、長年の悲願でありながらもなかなか手が届きませんでした。

1995年度、飯島氏が選手として出場した最後のシーズン。チームは全国社会人大会で悲願の優勝を果たしましたが、トライ数の差で日本ラグビーフットボール選手権大会（日本選手権）への出場を逃すという、後味の悪い結果となりました。この試合を最後に、飯島氏は現役を引退しました。

指導者としての才能開花

引退後、飯島氏は指導者としての道を歩み始めます。1996年度から1999年度まで三洋電機の監督を務め、チームの強化に尽力しました。その後、2001年から2003年までラグビー日本代表のコーチとして、日本ラグビーのレベル向上に貢献。2005年度から2007年度までは、再び三洋電機ワイルドナイツのコーチを務めました。

2008年度、飯島氏は三洋電機ワイルドナイツの監督に再任。宮本勝文監督の後を引き継ぎ、チームを率いました。監督在任中、日本選手権では3連覇を達成。2010年度には、長年の悲願であったトップリーグ初優勝をもたらしました。この功績により、飯島氏は指導者としての評価を確立しました。2010年度シーズン終了後、飯島氏は監督を退任しました。

現在：埼玉パナソニックワイルドナイツのGMとして

現在は、埼玉パナソニックワイルドナイツのGMとして、チーム全体の運営、強化に携わっています。選手の発掘、育成、チーム戦略の策定など、その役割は多岐にわたります。飯島氏の豊富な経験と知識は、チームのさらなる発展に不可欠なものとなっています。

飯島均氏は、選手、指導者、そしてGMとして、常に日本のラグビー界の発展に貢献してきました。その情熱とリーダーシップは、多くの人々に感銘を与え続けています。

関連情報

東京都立府中西高等学校
大東文化大学ラグビー部
埼玉パナソニックワイルドナイツ)

外部リンク

埼玉パナソニックワイルドナイツ 選手・スタッフ紹介)

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