飯田大祐

飯田 大祐（いいだ だいすけ）

飯田大祐は1990年9月19日、茨城県稲敷郡阿見町に誕生しました。彼は捕手としてのキャリアを持つ元プロ野球選手であり、現役引退後の2021年からオリックス・バファローズでコーチとして活動しています。

経歴

プロ入り前

飯田は阿見小学校に入学してから野球を始めました。小学5年生になると捕手のポジションに就き、阿見町立阿見中学校では軟式野球部に所属しました。常総学院高校に進学すると、1年生の夏からベンチ入りし、3年連続で夏の甲子園に出場しました。特に第89回全国高等学校野球選手権大会では、チームメイトの清原大貴とバッテリーを組み、初戦で素晴らしいパフォーマンスを見せましたが、惜しくも敗退しました。

その後、中央大学に進み、1年春からベンチ入りし、3年春には正捕手としての役割を果たしました。打率は.306、2本塁打を記録し、ベストナインにも選ばれました。しかし、4年秋には打率が低迷し、プロ志望届を提出しましたが、指名されることはありませんでした。

Honda鈴鹿での活躍

Honda鈴鹿に入社後、飯田は正捕手として活躍しました。特に第85回都市対抗野球大会では、沖縄電力戦で3安打を記録し、JX-ENEOS戦でも2安打2打点を挙げるなど、注目を浴びました。また、第42回社会人野球日本選手権大会でも、完封勝利に貢献する活躍を見せました。

プロ野球入りとオリックス時代

2016年のNPBドラフト会議で、飯田はオリックス・バファローズに7巡目で指名されました。契約金や年俸は推定で、背番号は45に決まりました。2017年にはウエスタン・リーグで41試合に出場し、10月には一軍デビューを果たしましたが、初安打には至りませんでした。

その後のシーズンでは出場機会は限られていましたが、守備においては安定したプレーを見せ、若手投手たちからの信頼を得ていました。しかし、2020年には一軍出場がなかったため、11月に戦力外通告を受けると共にコーチへの転任を打診され、現役を退く決断をしました。

現役引退後

引退後もオリックスに残り、2021年にはブルペン担当補佐としてコーチングスタッフに名を連ねました。ただし、コーチ登録は行われませんでした。2022年には育成コーチに配置転換となり、以降もコーチとしての経験を積んでいます。

選手としての特徴

飯田は捕手として、遠投110m、二塁送球を1.90秒台で行うことができ、守備においても定評があります。また、勝負強い打撃を持ち味としており、愛称は「大将（たいしょう）」です。彼のキャリアは、選手としてだけでなく、コーチとしても今後の活躍が期待されています。

以上が飯田大祐の経歴と現況です。

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