飾磨駅

飾磨駅

概要

兵庫県姫路市飾磨区清水に位置する山陽電気鉄道の駅です。駅番号はSY40。山陽電鉄本線の主要駅であり、網干線の起点駅でもあります。すべての列車が停車し、多くの乗客で賑わっています。周辺には商業施設や公共施設が充実しており、姫路市南部地域において重要な役割を担う駅です。

歴史

1923年、神戸姫路電気鉄道の開業と同時に「飾磨町駅」として開業しました。その後、駅名は「電鉄飾磨駅」を経て、1991年に現在の「飾磨駅」に改称されました。開業以来、幾度かの改築や拡張が行われ、現在の駅舎は2022年に完成した北口駅舎を含め、近代的な設備を備えています。網干線の開業(1940年)や、戦災からの復興、駅ビルの建設と改築など、飾磨駅の歴史は山陽電気鉄道の発展と深く関わっています。特急停車駅であった時期や、急行停車駅であった時期もありました。

駅構造

地上駅で、櫛形2面3線のホーム構造となっています。外側の2線(1番線、3番線)は本線、内側の1線(2番線)は網干線のワンマン列車の発着に使用されています。2番線は神戸側が行き止まりとなっています。かつては2面4線でしたが、網干線の路線変更に伴い現在の構造となりました。ホームの拡張や改札口の増設、跨線橋の設置など、利用者の利便性向上のための改良が重ねられてきました。駅舎は、南口駅舎と2022年に完成した北口駅舎の2箇所あります。駅周辺には、かつては駅ビルや商店街がありましたが、近年は再開発が進められています。

利用状況

飾磨駅は、多くの乗客が利用する山陽電気鉄道の主要駅です。2009年の調査では、1日の乗降客数は8,199人に上りました。近年の人口減少や社会情勢の変化による利用状況の変化については、最新の統計データを参照する必要があります。

駅周辺

駅周辺には、国道250号沿いを中心に商業施設や公共施設が数多く集積しています。姫路市都市計画マスタープランでは、姫路駅を中心とした北部地域に対し、南部地域における副核として位置づけられており、地域経済の中心地としての役割を担っています。駅周辺には、かつて国鉄播但線(飾磨港線)飾磨駅が存在していましたが、1986年に廃止されました。

アクセス

山陽電気鉄道本線、網干線を利用できます。バス路線も充実しており、駅周辺から姫路市内の各地や近隣市町へのアクセスが容易です。

隣の駅

山陽電気鉄道

本線
大塩駅 - 飾磨駅 - 山陽姫路駅（特急・直通特急）
白浜の宮駅 - 飾磨駅 - 山陽姫路駅（直通特急の一部）
妻鹿駅 - 飾磨駅 - 亀山駅（S特急・普通）
網干線
飾磨駅 - 西飾磨駅

まとめ

飾磨駅は、山陽電気鉄道の主要駅として、地域住民の生活に欠かせない存在となっています。歴史と近代的な設備が融合した駅舎、充実した交通アクセス、そして発展を続ける駅周辺環境は、飾磨駅の魅力です。今後ますますの発展が期待されます。

もう一度検索