養老
山は、
岐阜県養老郡養老町と
大垣市上石津町に
位置する
標高859mの
山です。古くは多芸
山とも呼ばれており、養老
山地の代表的な
山として知られています。
山頂には一等
三角点が設置されており、その
標高を証明しています。
環境
養老
山は、養老
山地の北部に
位置し、麓からは
山頂を特定しにくい形状をしています。周辺地域は揖斐関ヶ原養老国定公園に指定されており、豊かな自然が保護されています。
山域には原生林が広がり、アカヤシオ、コブシ、
コナラ、
ツゲ、
アセビなどの植物が豊富です。また、
石灰岩質の地質を持ち、
養老の滝の源流となる滝谷が流れています。
気候
養老
山は、養老
山地の北端に
位置するため、
気象観測点のある関ヶ原に近い気候特性を示します。特に冬は日本海側の気候に近く、太平洋側とは異なる気候となります。それ以外の季節は、太平洋側の気候の影響を受けます。
登山・ハイキング
養老
山には複数の登
山コースが整備されており、ハイキングや登
山を楽しむことができます。
登山コース
養老公園からのコース: 養老公園内の養老観光リフト(ロープウェイ)の滝上駐車場駅、または滝上駐車場が登山口となります。登山道は整備されており、約4kmのコースです。登山者記名帳が設置されています。
養老山頂登山道: 養老
山地の稜線に沿った登
山道で、全長約10.5kmです。二之瀬越(庭田
山頂公園)から林道、志津
山、川原越、津屋避難小屋を経由して養老
山山頂に至ります。
東海自然歩道: 養老公園を横断する東海自然歩道も利用できます。岐阜県環境生活部地球環境課が管理しています。
一般的な登山コース
養老駅(養老鉄道養老線) - 養老公園 - 養老の滝 - 養老山・笙ヶ岳登山口 - 滝谷渡渉点 - 三方山分岐 - 笹原峠 - 小倉山(山頂園地) - 養老山
養老山頂登山道のコース
二之瀬越(庭田山頂公園) - 林道 - 志津山 - 川原越 - 津屋避難小屋 - 養老山
東海自然歩道
川原越 - 風呂谷 - 今熊谷 - 光明水 - 赤岩神社 - 養老公園
周辺の山小屋・休憩所
津屋避難小屋: 山頂から約1.9km南東の養老
山地の主稜線、
標高約800mの小ピークに
位置する避難小屋です。
小倉山園地の東屋: 山頂から約800m北の小倉山に整備された園地には、東屋、テーブル、ベンチなどがあります。
川原越北の東屋: 東海自然歩道の川原越から約200m北にある東屋です。
交通・アクセス
公共交通機関: 養老鉄道養老線養老駅で下車し、養老の滝方面へ向かい、養老公園内から観光リフトまたは徒歩で滝上駐車場の登山口へ。
自動車: 養老公園と
養老の滝の上に
駐車場があります。最寄りの
インターチェンジは、
名神高速道路の大垣
インターチェンジです。
地理
養老
山は、
濃尾平野西端の養老
山地主稜線の北部に
位置しています。西側の
国道365号の前ヶ瀬から
山頂付近まで林道が通じています。
山頂は樹木に覆われており、ほとんど展望は開けていません。
周辺の山と滝
養老
山の周辺には、
養老の滝をはじめとする美しい自然景観が広がっています。滝谷、小倉谷、今熊谷などの河川が源流となっており、伊勢湾へと流れています。
源流の河川
滝谷、小倉谷、今熊谷(津屋川の支流)
大洞谷など牧田川の支流
田切川(員弁川の支流)
関連情報
養老山地
養老の滝
養老公園
養老ロープウェー
菊水泉(名水百選)
揖斐関ヶ原養老国定公園
日本の山一覧
外部リンク
養老公園)
東海自然歩道 岐阜県コース)(
岐阜県環境生活部地球環境課)
養老
山は、豊かな自然と歴史が息づく魅力的な
山です。ぜひ一度訪れて、その魅力を体感してください。