香取神社 (さいたま市岩槻区大谷)

香取神社は、埼玉県さいたま市岩槻区に位置する神社です。その創建年代は正確には分かっていませんが、江戸時代後期の地誌である『新編武蔵風土記稿』に記載されていることから、少なくとも江戸時代後期には既に存在していたと考えられています。

歴史

香取神社の歴史を語る上で欠かせないのが、かつて別当寺であった観音寺の存在です。観音寺は、越谷市の一乗院を本寺とする真言宗の寺院でしたが、明治初期の神仏分離令によって廃寺となりました。観音寺の跡地は、現在では公民館として利用されています。

1872年（明治5年）には、近代社格制度に基づき「村社」に列せられました。さらに、1907年（明治40年）の神社合祀政策によって、周辺の神明社が合祀され、現在に至る形となりました。

交通アクセス

香取神社へは、路線バスを利用し、最寄りの下飯塚停留所で下車後、徒歩約15分で到着することができます。

参考文献

埼玉県神社庁神社調査団 編『埼玉の神社 北足立・児玉・南埼玉』埼玉県神社庁、1998年
「大谷村 香取社」『新編武蔵風土記稿』 巻ノ202埼玉郡ノ4、内務省地理局、1884年6月。NDLJP:764007/102。

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