香取神社 (埼玉県松伏町大字田島)

香取神社（かとりじんじゃ）

香取神社は、埼玉県北葛飾郡松伏町に鎮座する神社です。

歴史

創建年代ははっきりとはわかっていません。しかし、神社の隣にあった「真長院」という寺院が1624年（寛永元年）に開山されたという記録があるため、この頃に香取神社も創建されたのではないかと考えられています。

真長院は、明治時代の初期に起きた神仏分離の政策によって廃寺となってしまいました。そのため、香取神社と真長院がどのような関係にあったのかは、現在では不明です。真長院の跡地は、現在は集会所として利用されています。

1873年（明治6年）には、近代社格制度に基づき「村社」という社格に定められました。さらに、1909年（明治42年）には、神社合祀政策によって、周辺にあった4つの神社が香取神社に合祀されました。これにより、香取神社は地域の中心的な神社としての役割を担うこととなりました。

かつては、真長院から移された鰐口（わにぐち）という仏具を保管していましたが、戦後に盗難にあい、現在は行方不明となっています。

交通アクセス

路線バス
朝日バス「十一軒入口」停留所より徒歩約6分

参考文献

* 埼玉県神社庁神社調査団 編『埼玉の神社 大里・北葛飾・比企』埼玉県神社庁、1992年

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