香川県道14号屋島公園線

香川県道14号屋島公園線について

香川県道14号屋島公園線（かがわけんどう14ごう やしまこうえんせん）は、香川県高松市を走る重要な地方道です。この道路は屋島の山上にある屋島寺の山門から始まり、南へと延びています。

道路の概要

屋島公園線は、ここ屋島の山脈を起点としており、山麓には歩行者専用の部分が設けられていて、自動車や自転車の通行はできません。山上に続くこの道は、屋島寺へのメインのアクセスルートとなっています。山の麓を下ると、屋島小学校の正門の前に出る道となり、その先では高松市屋島出張所や屋島コミュニティセンターへの入口と交差します。

道路は南進し、次第に高松琴平電気鉄道志度線の踏切に差し掛かります。踏切を渡った東側には屋島競技場があり、さらに進むと国道11号との交差点である百石交差点に達します。これが屋島公園線の終点です。この道路は、国土交通省によって「四国のみち」に指定されており、遍路道として多くのお遍路さんに利用されています。

歴史と背景

香川県道14号屋島公園線は、古くから歩行者が山上にアクセスできる唯一の公道でした。その歴史は、1954年1月20日に遡ります。この日に建設省は、県道屋島高松線の一部を主要地方道屋島公園線として認定しました。また、1993年にはこの道路が再度主要地方道として認定され、屋島公園線の名で親しまれるようになりました。

2018年5月には、屋島スカイウェイという自動車道が供用開始され、この道も歩行者や自転車の通行が可能となりました。この新しい道路は、屋島のアクセスをさらに改善し、観光客や登山者にとって便利なルートとなっています。

自然と文化的意義

屋島公園線は、国指定の史跡や天然記念物である「屋島」を通過します。周辺エリアは瀬戸内海国立公園内に位置しており、歩道の多くは自然の美しさに囲まれています。住宅地を過ぎた登山口からは、自然の中を行く歩行者専用道が続き、訪れる人々に屋島の素晴らしい景観を楽しむ機会を提供しています。

沿道には、四国八十八箇所霊場の第84番札所である屋島寺や、屋島レクザムフィールドなどがあります。これらのスポットは多くの観光客や信者によって訪れられる場所であり、歴史的な文化遺産ともいえます。

まとめ

香川県道14号屋島公園線は、高松市を通る景観豊かな道路であり、地域の歴史や自然を体感できる貴重なルートです。過去の伝統を引き継ぎながらも、現代的なアクセスが実現したこの道路は、訪れる人々に感動を与える場所となっています。「屋島公園線」という名称は、その立地が瀬戸内海国立公園に含まれていることに由来しています。屋島を訪れる際は、ぜひこの道路を通ってみてください。

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