香川県道180号鴨川停車場五色台線

香川県道180号鴨川停車場五色台線の概要



香川県道180号鴨川停車場五色台線は、香川県坂出市から高松市に至る一般県道で、地域の自然や文化を体感できるルートです。この道路は、JR四国予讃線鴨川駅前を起点に、北東へ向かい五色台の山々の麓を通り、最西端の峰山まで続いています。さらに、峰山を登り、その後、四国八十八箇所の巡礼地である81番の白峰寺と82番の根香寺を経由していきます。

遍路道としての役割



このルートは、白峰寺から根香寺までの区間において遍路道としての性質を持ち、多くの徒歩で巡礼するお遍路の姿を見かけることができます。そのため、この区間は片側1車線が確保されており、交通量が多い場合でも、ある程度の車両対向が可能な道幅です。だが一方で、白峰寺と根香寺へ向かう東西登坂部分は幅員が狭く、観光バスの往来が頻繁であるため、通行には最大限の注意が必要です。

現在、白峰寺側からの幅員拡張工事が行われており、この工事に伴って一車線規制が実施される場合があります。また、2016年に発生した台風第16号による土砂災害の影響で、白峰寺と根香寺の間の区間が一時通行止めとなったことがありますが、その後、年内に復旧しました。

路線データ



  • - 起点: 香川県坂出市府中町 (坂出市府中町交差点、香川県道33号高松善通寺線交点)
  • - 終点: 香川県高松市亀水町 (香川県道16号高松王越坂出線交点)
  • - 総延長: 22.6 km

この県道は坂出市と高松市の二つの自治体を通過します。元々、一部の区間は旧国分寺町に属しましたが、地形的な理由からその町内の他の県道とは接続していません。

重要なポイントと周辺施設



沿線には、鴨川駅、白峰展望台、白峰パークセンター、さらに四国霊場の81番札所である白峯寺や、82番札所の根香寺が位置しています。また、陸上自衛隊の国分台演習場や香川県五色台少年自然センターもあり、歴史的・文化的な価値が高い地域です。最後には、香川県営野球場に至るため、地域のスポーツ及び観光の立地としての役割も果たしています。

このように香川県道180号鴨川停車場五色台線は、ただの交通路であるだけでなく、地域の文化的・観光的な重要性とともに、豊かな自然環境を体感できる大切なルートであると言えるでしょう。

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