香月清人

香月清人（かつき きよと）は、1954年9月25日生まれ、福岡県田川市出身の柔道家です。身長166cm。得意技は小内刈、背負投。

現在、大阪府警察本部に所属し、柔道部師範を務めています。柔道階級は8段です。

経歴

小学校3年生の時に大阪へ転居し、大阪市立日本橋中学校1年生の時に柔道を始めました。その後、初芝高等学校（現・初芝立命館中学校・高等学校）に進学。

1971年、1972年にはインターハイの軽量級で連覇を果たしました。東海大学に進学し卒業後は大阪府警察に就職しています。

1979年の世界柔道選手権大会71kg級では、決勝でエツィオ・ガンバを破り、見事金メダルを獲得しました。翌年のモスクワオリンピックでは日本代表に選出されましたが、日本のボイコットにより出場は実現しませんでした。

2001年には、小俣幸嗣と共にヨルダンでの柔道指導を行いました。

主な成績

世界柔道選手権大会 71kg級 優勝（1979年）
講道館杯全日本柔道体重別選手権大会 71kg級 優勝（1979年）
全日本選抜柔道体重別選手権大会 71kg級 優勝（1980年、1981年）

受賞歴

朝日スポーツ賞（1979年）

香月清人は、その卓越した柔道技術と指導力で、日本の柔道界に大きく貢献しています。現役時代は、小柄ながらも持ち前の技と精神力で世界の強豪を相手に数々の勝利を収めました。引退後も、大阪府警察の柔道部師範として、後進の育成に尽力しています。また、国際的な柔道指導にも積極的に参加し、柔道の普及と発展に貢献しています。モスクワオリンピックに出場できなかったことは、本人にとっても日本の柔道界にとっても大きな痛手でしたが、その後の活動を通して、香月清人は柔道家としての揺るぎない地位を確立しました。彼の柔道に対する情熱と、後進育成への熱意は、多くの人々に感銘を与え続けています。

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