香港の
政党について解説します。
香港の
政治状況は、日本や
台湾とは異なり、
政党を明確に定義する
法律が存在しません。そのため、多くの
政党が会社法に基づいて登記を行い、活動しています。この状況から、
政党と他の
政治団体との境界線が曖昧になっているのが現状です。
2016年以降、
香港では、中国の中央政府に対する立場が
政党や
政治家を分類する主要な基準となっています。立法会と区議会では、以下の3つの主要な勢力が存在します。
1.
親建制派(親北京派)
- 中央政府の対
香港政策に賛同する勢力。親中的な立場をとり、しばしば「保皇党」と揶揄されることがあります。
2.
泛民主派(民主派)
- 中央政府の
香港自治方針に反発する勢力。民主的な価値観を重視し、
香港の自由と自治を訴えています。
3.
本土派
-
2010年代に
香港本土化運動の影響で台頭してきた勢力。
香港のアイデンティティを重視し、より自治権の拡大を主張しています。
また、区議会にはこれらの主要勢力以外にも、建制派と泛民主派の中間的な立場をとる勢力や、
台湾の
中国国民党と連携し、
中華民国による中国統一を目指す
香港親
中華民国団体も存在しています。
建制派
民主建港協進聯盟(民建聯)
香港経済民生連盟
香港工會聯合會(工聯會)
自由党 (香港)
新民党 (香港)
創建力量
港九労工社団連会
新世紀論壇
区議会に議席を有する政党(2019年時点)
民主派
民主党 (香港)
公民党 (香港)
人民力量
労働党 (香港)
公共専業連盟
香港民主民生協進会
新民主同盟
朱凱廸新西團隊
社会民主連線
民主陣線(
香港親
中華民国団体)
街坊工友服務処
将軍澳民生関注組
民主動力
沙田区政
湾仔起歩
柴湾起動
社区前進
本土派
東九龍社区関注組
北区連線
埔向晴天
天水連線
屯門社区網絡
青年新政
本土民主前線
中間派
専業動力
新思維 (
香港)
建制派
香港島各界連合会
九龍社団連会
新界社団連会
西九龍新動力
公屋連会
新界関注大連盟
社区18
城郷居民共和協会
活動を停止および禁止された政党
香港民族党
- 本土派として活動していましたが、
2018年9月24日に
香港政府から活動禁止命令を受けました。
香港衆志
- 民主派として活動していましたが、
2020年6月30日に
香港での活動を禁止されました。
関連情報
中華人民共和国の
政党一覧
* マカオの
政党
香港の
政治情勢は常に変化しており、この記事の情報も最新の状況を反映しているとは限りません。しかし、
香港の
政治状況を理解するための基礎的な情報を提供できると信じています。