香綾しずる

香綾しずる：元宝塚歌劇団雪組男役スターの軌跡

香綾しずる（かりょう しずる）は、11月15日生まれ、山口県周南市出身の元宝塚歌劇団雪組男役スターです。県立徳山高等学校を卒業後、身長171cm、血液型B型。「がおり」の愛称で親しまれました。

宝塚歌劇団入団から退団まで

2002年、宝塚音楽学校に入学。2004年、90期生として宝塚歌劇団に入団し、雪組公演「スサノオ／タカラヅカ・グローリー!」で初舞台を踏みました。その後、雪組に配属され、着実にキャリアを重ねていきます。

2009年には、白羽ゆり退団公演となる「ZORRO 仮面のメサイア」で、新人公演初主演を果たしました。入団6年目での抜擢は、彼女の才能と努力の賜物でしょう。この公演を機に、注目を集める存在となっていきます。

2017年7月23日、早霧せいな・咲妃みゆトップコンビ退団公演となる「幕末太陽傳／Dramatic “S”!」東京公演千秋楽をもって、宝塚歌劇団を退団。多くのファンに惜しまれつつ、新たな道へと進みました。

宝塚歌劇団時代の主な舞台

香綾しずるは、宝塚歌劇団在籍中に数多くの舞台に出演しました。以下に主な舞台をまとめます。

2004年4 - 7月、雪組『スサノオ』『タカラヅカ・グローリー!』（初舞台）
2004年11 - 2005年2月、『青い鳥を捜して』『タカラヅカ・ドリーム・キングダム』
2005年4 - 5月、『さすらいの果てに』（バウホール） - カーメス
2005年6 - 10月、『霧のミラノ』 - 新人公演：ヘルマン（本役：緒月遠麻）『ワンダーランド』
2006年2 - 5月、『ベルサイユのばら-オスカル編-』 - 新人公演：ラサール（本役：凰稀かなめ）
2009年3 - 5月、『風の錦絵』『ZORRO 仮面のメサイア』 - ミゲル伍長、新人公演：ドン・ディエゴ／ゾロ（本役：水夏希）＊新人公演初主演
* 2017年4 - 7月、『幕末太陽傳（ばくまつたいようでん）』 - 鬼島又兵衛『Dramatic “S”!』（退団公演）

その他多数の公演に出演。確かな演技力と華やかな存在感で、多くの観客を魅了しました。

宝塚歌劇団退団後

宝塚歌劇団退団後は、一般社団法人・日本アジア青年交流協会に勤務。現在は常務理事を務め、国際交流の分野で活躍しています。宝塚で培った経験と才能を活かし、社会貢献に尽力する姿は、多くの人々に感銘を与えています。

関連書籍

元宝塚歌劇団員である早花まこが2023年3月に新潮社から出版した「すみれの花、また咲く頃」では、香綾しずるについても触れられています。

香綾しずるの宝塚歌劇団での輝かしい活躍は、多くの人々の記憶に残っています。退団後も、その才能を活かして社会に貢献する彼女の今後の活躍に、期待が寄せられています。

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