香美市立
やなせたかし記念館は、
高知県香美市(旧香北町)にある、著名な
漫画家かつ絵本作家である
やなせたかしを称える
美術館です。一般には「高知
アンパンマンミュージアム」として親しまれ、館内にはやなせの代表作「アンパンマン」に関連する多くの展示があります。
概要
この
美術館は
1996年7月に開館し、やなせの故郷である
香美市に位置しています。館内は「
アンパンマンミュージアム」、詩と作品が楽しめる「
詩とメルヘン絵本館」、および「
やなせたかし記念館別館」などのセクションで構成されており、来館者は多彩な展示を楽しむことができます。また、利用者以外の施設として「
やなせたかし記念館公園」もあり、散策や休憩に適しています。
開館当初、やなせは自身の名前を用いることにためらいを持っていましたが、町の希望もあり、最終的には「
やなせたかし記念館
アンパンマンミュージアム」として名付けられました。道の駅美良布に隣接しており、アクセスも便利です。
施設データ
利用案内
開館時間は9:30から17:00までで、
夏休み期間中は9:00からの早開館を行っています。休館日は毎週火曜日とされており、火曜日が
祝日の場合には翌日に振替られます。また、
春休み、
ゴールデンウィーク、
夏休み、
冬休みの期間中は無休で開館しています。
入館料
入館料は大人700円(メルヘン館のみ400円)、中学生・高校生500円(メルヘン館のみ200円)、小人(3歳以上・小学生)300円(メルヘン館のみ100円)です。3歳未満は入館料が無料となります。共通券を購入すれば「
アンパンマンミュージアム」と「
詩とメルヘン絵本館」の両館に入館可能です。チケットは当日の17:00まで有効で、再入館も可能です。
沿革
この
美術館の歴史は
1992年に始まります。香北町が総合文化会館構想を発表し、後に
やなせたかしの記念館とすることが決定しました。
1994年には、名称が「アンパンマン
美術館(仮称)」として発表され、その後正式名称が決定されていきます。
1996年の開館以来、さまざまな展示が行われ、市民の交流の場ともなりました。
また、定期的にやなせの作品や関連する特別展示が行われ、
2017年には
サンリオキャラクターの展覧会も開催されました。
2018年には、
詩とメルヘン絵本館の開館20周年を記念する特別な展示が行われ、多くの来場者が訪れました。
交通アクセス
高知龍馬空港からはタクシーで約40分、また公共交通機関を利用する場合は、
土讃線土佐山田駅から
ジェイアール四国バス大栃線に乗り、美良布で下車すれば約5分で
美術館にたどり着けます。
このように、
香美市立
やなせたかし記念館は、地元の文化を感じながら
やなせたかしの作品を楽しむことができる特別な場所です。訪れることで、笑顔があふれる「アンパンマン」の世界に浸ることができます。