馬場敏史

馬場敏史について

福岡県三潴郡大木町出身の馬場敏史（ばば としふみ）は、1965年生まれの元プロ野球選手であり、特に内野手として知られています。彼の愛称は「馬場ちゃん」で、多くのファンに親しまれています。彼のキャリアはプロ入り前から始まり、柳川高を卒業後の1984年に新日本製鐵堺に入社し、社会人野球で活躍していました。特に1989年の都市対抗野球では、本塁打を放ち、チームのベスト4進出に貢献しました。その際のチームメイトには有名選手の野茂英雄がいました。

プロ入りとダイエー時代

1989年、馬場はドラフト5位で福岡ダイエーホークス（現在の福岡ソフトバンクホークス）に入団。プロ初出場は1990年4月10日のオリックスとの試合で、三塁手として出場しました。初安打は同年の4月14日に西武戦で記録し、翌日には7番・三塁手として初先発を果たしました。その後も活躍を続け、1990年シーズンでは54試合に出場しましたが、1991年は出場ゼロに終わりました。

オリックス時代

1993年にはオリックス・ブルーウェーブに移籍し、1995年には115試合に出場して初めて規定打席に到達しました。このシーズンではヤクルトとの日本シリーズで素晴らしい守備が評価され、三塁手としてゴールデングラブ賞を受賞。翌1996年も111試合に出場し、チームのリーグ優勝と日本一に貢献し、さらにゴールデングラブ賞を連続受賞しました。しかし、1997年途中でヤクルトスワローズに移籍し、新たな舞台でプレーを続けました。

ヤクルト時代と引退

ヤクルトでは二塁手としても起用されましたが、若手選手の登場により出場機会が減少し、2000年に現役を引退しました。引退後はオリックスに復帰し、コーチ業に転身しました。

コーチとしてのキャリア

馬場は、オリックスにおいて二軍内野守備・走塁コーチとしてキャリアをスタートさせ、その後一軍でも同様のポジションを歴任しました。また、ヤクルトでも一軍守備・走塁コーチとして活躍し、横浜ベイスターズ、埼玉西武ライオンズでもコーチを務めました。特に西武では、チームの守備力を高め、2020年には二遊間コンビがゴールデングラブ賞を獲得するなど、彼の指導が実を結びました。

2021年には西武を退任し、2022年からは神戸学院大学硬式野球部のコーチとして活動を開始。その後も多様なコーチング業務を行い、2023年には阪神タイガースの一軍内野守備走塁コーチとして再びプロの世界に戻りました。

選手としての特徴

馬場は、卓越した守備力を持つ選手として知られており、特に三塁手としての業績が際立ちます。三塁線の速球を素早く捉える能力に定評があり、また打撃では犠打を得意としていました。

まとめ

馬場敏史は、多彩なキャリアを持つプロ野球選手です。選手としての実績に加え、コーチとしても多くの選手を指導し続けています。彼の経験と知識は、新たな世代の選手たちに大きな影響を与えていることでしょう。

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