馬渕勝

馬渕 勝

馬渕 勝（まぶち まさる）は、1982年5月26日生まれ、大阪府出身の日本のラグビー選手です。主にフォワード第三列の中心であるナンバーエイト（No.8）のポジションでプレーし、身長188cm、体重100kgという恵まれた体格を活かしたプレーが特徴です。

経歴

馬渕選手のラグビーキャリアは、大阪府の強豪校である啓光学園高校（現在の常翔啓光学園高校）で始まりました。高校時代には、全国高等学校ラグビーフットボール大会、通称「花園」に3度出場するなど、早くからその才能を開花させました。

高校卒業後、2001年に近畿大学へ進学し、ラグビー部でさらなる技術向上を目指しました。大学での経験を経て、2005年に卒業。

社会人キャリアの最初のステップとして、同年にジャパンラグビートップリーグに所属していたワールドファイティングブルに加入しました。ワールドファイティングブルでは2シーズンにわたりプレーし、トップレベルでの経験を積みました。特に、2005年12月4日に行われたトップリーグの福岡サニックスブルース戦で、途中出場ながら公式戦でのデビューを果たし、プロ選手としての第一歩を記しています。

2007年には、同じくトップリーグの強豪である三洋電機ワイルドナイツ（現在のパナソニック ワイルドナイツ）に移籍しました。ここでは1シーズンを過ごし、トップリーグの舞台で経験を重ねました。

2008年からは、東北地方のラグビー拠点である釜石シーウェイブスに活躍の場を移しました。釜石では4シーズンにわたってプレーし、チームの重要な戦力として貢献しました。

そして2013年、北海道バーバリアンズに加入します。北海道バーバリアンズは、東日本トップクラブリーグDiv.1に所属する強豪クラブチームです。馬渕選手はここで新たな挑戦を開始し、中心選手として活躍。2018年現在、チームの主将を務めており、リーダーシップを発揮しながらチームを牽引しています。

選手としての特徴

ナンバーエイトは、スクラムの最後尾に位置し、突破役、ボールキャリア、タックル役など、攻守にわたって非常に重要な役割を担うポジションです。馬渕選手は、188cm、100kgという恵まれた体格を活かし、力強いボールキャリーや、相手の攻撃を止める堅実なタックルでチームに貢献しました。長年のトップレベルでの経験に裏打ちされた判断力と、主将としてチームをまとめるリーダーシップも彼の大きな強みと言えるでしょう。

現在（2018年時点）

2018年時点では、北海道バーバリアンズの主将として、東日本トップクラブリーグでの戦いに臨んでいます。クラブチームのリーダーとして、若い選手の育成にも関わりながら、自らの経験をチームに還元し続けています。

関連項目

大阪府出身の人物一覧
常翔啓光学園中学校・高等学校
近畿大学ラグビー部
ワールドファイティングブル
パナソニック ワイルドナイツ
釜石シーウェイブス
北海道バーバリアンズ
村上正幸（啓光学園高校時代の同級生）

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