馬道駅

馬道駅の概要

馬道駅（うまみちえき）は、三重県桑名市に位置する三岐鉄道北勢線に属する駅です。その駅番号はH02で、地域に密着した交通拠点となっています。

歴史

馬道駅は、1914年4月5日に北勢鉄道の駅として開業しました。駅の開業当初から運営されている歴史の長い駅であり、1934年には北勢電気鉄道に社名変更され、その後1944年には三重交通の一部となりました。1964年には三重電気鉄道の駅に、翌1965年には近畿日本鉄道（近鉄）に組み込まれました。

1980年代には、1980年ころから定期券の販売が停止されるなど、時代の変遷に合わせて駅の運営が変わっていきました。2000年には無人化が進み、駅のあつまりは減少しましたが、近年は2005年に駅舎が改装され、便利な設備が整備されました。後に、2003年に三岐鉄道の駅として再スタートを切ります。改装後は自動券売機や改札機、監視カメラなどの設置が進み、より利便性が向上しています。

駅の構造

馬道駅は地上駅で、相対式ホームが2面あり、2つの線路が設けられています。上下線それぞれのホームは分かれており、特に下り線ホーム側にのみ駅舎が存在しています。上り線にアクセスするためには、別の踏切を利用する必要があります。駅舎は近鉄の時代から続く建物ですが、2005年に大きな改装が行われ、現代的な設備が整っています。

利用設備

無人駅となった現在でも、馬道駅には各種の便利な設備が備えられています。下り線ホームには、自動券売機や自動改札機が設置され、乗客がスムーズに利用できるよう工夫されています。ただし、定期券は購入できないため利用には注意が必要です。上り線ホームは比較的簡素で、券売機は設けられておらず、乗車駅証明書発行機とインターホンのみがあります。

トイレは水洗式で下り線ホームの阿下喜側に設置されており、待合室も冷暖房を完備した快適な空間となっています。駐車場はありませんが、限られた無料駐輪スペースが設けられています。また、駅前にはタクシーも常駐しておらず、公衆電話の設置もないため、駅の利用に際しては周知が必要です。

アクセスと利用状況

馬道駅周辺には駐車場がないため、車での訪問者は不便さを感じるかもしれません。キスアンドライドは禁止されており、他駅からのアクセスには注意が必要です。利用者数は「三重県統計書」によると日平均での乗車人員を記録しています。利用状況は地域の交通事情を示す重要な指標となっています。

まとめ

馬道駅は、その長い歴史と地域との結びつきを持ちながら、今も一部の便利な設備とともに運営されています。無人化が進んだ現代においても、近隣住民にとって重要な交通手段であり続けています。利用者は駅の特性を理解し、計画的に利用することが求められます。

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