駐日エチオピア大使館

駐日エチオピア大使館：日本とエチオピアの架け橋

駐日エチオピア大使館は、東京都港区高輪三丁目に位置する、エチオピア連邦民主共和国の公式な外交使節団です。ここでは、大使館の歴史的背景、役割、そして現在の状況について詳しく解説します。

歴史

1930年、日本とエチオピアは通商友好条約を締結し、1933年には大阪に名誉領事館が開設されました。1936年には、駐日エチオピア帝国公使館が東京に開設され、両国間の外交関係が始まりました。しかし、第二次世界大戦中の1942年、エチオピア帝国が日本を含む日独伊3ヶ国に対して宣戦布告したことで、外交関係は一時的に断絶しました。

戦後、1952年のサンフランシスコ平和条約発効により日本が独立を回復すると、エチオピア帝国も同条約の締結国として、1955年に外交関係と公使交換を再開しました。そして1958年4月、東京に駐日エチオピア帝国大使館が開設され、両国間の関係は新たな段階に入りました。

1974年のエチオピア革命により帝国が崩壊した後も、日本との国交は維持され、大使交換も継続されました。社会主義体制下では、大使館は駐日エチオピア人民民主共和国大使館と呼ばれていましたが、1995年以降は現在の駐日エチオピア連邦民主共和国大使館という名称が用いられています。

概要と場所

大使館は、高輪偕成ビルの2階に位置しています。通常、月曜日から金曜日には、ビルの入口にエチオピアの国旗が掲揚されます。同ビルの7階には駐日マラウイ大使館も入居しており、両国の国旗が並んで掲げられる光景が見られます。

住所: 東京都港区高輪三丁目4-1 高輪偕成ビル2階
アクセス: 都営浅草線高輪台駅A1出口

大使

2023年2月8日以降、ヨハネス・ファンタ・ウォルデギオルギス全権公使が臨時代理大使を務めています。過去には、駐日大使経験者から大統領が輩出されており、ムラトゥ・テショメ元大使は、2013年から2018年までエチオピアの大統領を務めました。

日本とエチオピアの関係

駐日エチオピア大使館は、日本とエチオピアの友好関係を促進し、経済、文化、教育など、多岐にわたる分野での交流を支援する重要な役割を担っています。大使館は、両国間の相互理解を深め、協力関係を強化するための様々な活動を行っています。

関連情報として、エチオピアには在エチオピア日本国大使館が設置されており、両国間の外交関係を支えています。

まとめ

駐日エチオピア大使館は、過去の様々な変遷を経て、現在のエチオピア連邦民主共和国を代表する重要な外交機関としての役割を果たしています。大使館の活動を通じて、日本とエチオピアの友好関係がさらに発展していくことが期待されます。

外部リンク

駐日エチオピア大使館 （日本語）（英語）
駐日エチオピア大使館 (@EthiopiaInJapan) - X（旧Twitter）
* 駐日エチオピア大使館 (ethioembtokyo) - Facebook

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