駐日ミャンマー大使館

駐日ミャンマー大使館

駐日ミャンマー大使館は、ミャンマー連邦共和国が日本の首都東京に設置している大使館です。ここでは、その歴史、所在地、大使、著名な在勤者などについて詳しく解説します。

歴史

第二次世界大戦中、現在の東京都品川区北品川3-3-2に相当する場所に駐日ビルマ大使館が置かれていましたが、東京大空襲で焼失しました。戦後、ビルマと日本はそれぞれイギリスとアメリカ合衆国の占領下に入り、国交が一時途絶えました。

1954年11月5日、日本とビルマは平和条約を締結し、国交を再開しました。1962年には、ビルマが大使館用地を取得。1989年6月18日、ビルマがミャンマーに国名を変更したことに伴い、東京の大使館も駐日ミャンマー大使館と改称されました。

ミャンマーでは、旧ビルマ時代から国軍の政治力が強く、文民大使の権限は限られていました。1999年には、赴任間もないキン・マウン・ティン駐日大使が、軍事政権幹部によって解任されるという異例の事態も発生しています。その後任には、タン・シュエ上級大将の主治医を務めた軍医が任命されました。

2016年には、品川御殿山から北品川に新大使館が完成しました。この新大使館は、株式会社入江三宅設計事務所によって設計されました。同設計事務所は、ミャンマーとの関わりが深く、在日ミャンマー人仏僧が指導する仏教関連施設の設計も手がけています。

同2016年1月25日には、大使館でミャンマー独立記念日祝賀会と新築記念式典が開催され、両国の関係者が出席し、友好関係を祝いました。

2021年2月1日にミャンマーでクーデターが発生した後、同年3月6日には、駐日大使館の一等書記官と二等書記官が、選挙に基づかない政権交代を公然と批判し、市民不服従運動に合流することを宣言しました。これに対し、大使館は両書記官の外交官資格を剥奪し、住居から閉め出しました。

2022年9月22日、日本政府は故安倍晋三国葬儀への参列予定者を発表しましたが、ミャンマーからは軍事政権閣僚の参列はなく、駐日大使館が参列することとなりました。9月27日、ソー・ハン大使夫妻が国葬に参列しました。

所在地

東京都品川区北品川3-8-8

大使

2020年12月17日より、ソー・ハンが特命全権大使を務めています。ソー・ハン大使は外務次官経験者です。

過去には、ミン・トゥ（外務次官経験者）、フラ・ミン（ヤンゴン市長）などが駐日大使を務めていました。

著名な在勤者

ミョー・タント・ペ - 第19代在中華人民共和国大使

関連項目

日緬関係
在ミャンマー日本国大使館

外部リンク

駐日ミャンマー大使館 （ビルマ語, 英語）
* 駐日ミャンマー大使館 (Facebook) （ビルマ語）

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