高丸雅隆

高丸雅隆氏は、1965年香川県生まれのテレビドラマプロデューサー、演出家です。関西大学工学部中退後、漫画家を目指していましたが、後に上京し、松竹シナリオ研究所を経て映像制作会社へ入社。

当初は演出助手としてキャリアを積み重ねます。1991年、長渕剛主演ドラマ『しゃぼん玉』で若松節朗氏と出会い、これが転機となります。その後、若松氏をはじめ、星護氏、河野圭太氏、本広克行氏、木下高男氏といった著名な監督の下で数々の作品に携わり、現場経験を積んでいきます。演出補として参加した作品には『お金がない!』や『正義は勝つ』など人気作品も含まれています。

1996年、ついに『いい日旅立ち〜4つの卒業〜』で演出家としてデビュー。その後、フリー演出家として活躍し、『美少女戦士セーラームーン（実写版）』、『仮面ライダー響鬼』といった東映特撮作品でも手腕を発揮しました。

長年にわたりフリーとして活躍した後、2006年に若松節朗氏からの誘いを受け、共同テレビジョンに入社。フリー演出家としての活動を終了し、同社に専属となりました。自身の師匠として、若松節朗氏と星護氏を公言していた時期もありました。

現在では、演出業と並行してプロデューサーとしても活躍。代表作として、『キミ犯人じゃないよね?』『ストロベリーナイト』などのプロデュース作品が挙げられます。演出面では『山田くんと7人の魔女』など、幅広いジャンルの作品を手掛けています。

高丸氏の演出作品は多岐に渡り、『OLビジュアル系』、『サトラレ』、『美少女戦麗舞（セレブ）パンシャーヌ 奥様はスーパーヒロイン!』、『メン☆ドル〜イケメンアイドル〜』など、個性豊かな作品を世に送り出しました。また、『世にも奇妙な物語』では複数回にわたり演出を担当し、その独特な世界観を表現しています。

プロデューサーとしては、医療ドラマ『救命病棟24時』シリーズや、人気シリーズ『ストロベリーナイト』など、数々の話題作を世に送り出しています。その他にも、『グータンヌーボ』スペシャル内ドラマ『グータンな女たち』、『半落ち』テレビドラマ版、『もう誘拐なんてしない』、『抱きしめたい!Forever』、『大使閣下の料理人』、『HOPE〜期待ゼロの新入社員〜』、『危険なビーナス』、『ばらかもん』など、幅広いジャンルの作品をプロデュースしています。映画『ストロベリーナイト』のプロデュースも担当しました。

高丸雅隆氏のキャリアは、漫画家を目指した初期の夢から始まり、演出助手、フリー演出家、そして共同テレビジョン所属のプロデューサー兼演出家へと、常に挑戦と変化を続ける道のりでした。その経験と才能は、数々のヒット作品を生み出し、日本のテレビドラマ界に大きな足跡を残しています。今後の活躍からも目が離せません。

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