高佑錫

高佑錫（コ・ウソク）

高佑錫（コ・ウソク、고우석、Woo-Suk Go、1998年8月6日 - ）は、大韓民国仁川広域市江華郡席毛島出身のプロ野球選手（投手）です。現在はMLBのマイアミ・マーリンズに所属しています。従兄弟は元プロ野球選手の柳在裕（ユ・ジェユ）で、妻はプロ野球選手の李政厚（イ・ジョンフ）の妹です。

プロ入りとLGツインズ時代

2017年の韓国プロ野球新人ドラフトで、LGツインズから1次指名を受けて入団しました。1年目から新人としては異例の一軍春季キャンプに参加。4月16日のKTウィズ戦でプロ初登板を果たし、リリーフとして1イニング1失点を記録しました。

2018年には、6月17日のKIAタイガース戦でプロ初勝利を挙げ、シーズン終了まで勝ちパターンのリリーバーとして活躍しました。

2019年には、守護神だった鄭粲憲（チョン・チャンホン）が二軍降格したため、その後を任されクローザーとして活躍。セーブ王のタイトルには惜しくも届きませんでしたが、最終的に8勝35セーブを記録しました。同年11月にはWBSCプレミア12に韓国代表として出場し、3試合に登板しました。

2021年には東京オリンピックの韓国代表に選出されましたが、準決勝の日本戦で同点の8回に痛恨のエラーを犯し、決勝点を献上して敗戦投手となりました。

2022年には、42セーブを記録し初の最多セーブのタイトルを獲得。10月8日のロッテ・ジャイアンツの李大浩（イ・デホ）の引退試合では、李大浩本人が8回に投手として登板した際に対戦し、プロ初打席を経験しました。

2023年は、WBC韓国代表に選出されたほか、杭州アジア競技大会にも出場。決勝戦では9回裏を無失点に抑え、韓国代表の優勝に貢献しました。この優勝により兵役免除を勝ち取り、シーズン終了後にポスティングシステムを利用してMLBへの移籍を表明しました。

パドレス時代

2024年1月3日、サンディエゴ・パドレスと2年450万ドルで契約し、背番号は21となりました。しかし、オープン戦で結果を残せず、韓国で行われた開幕シリーズ直前にロースターから外れ、傘下のAAサンアントニオ・ミッションズに降格。サンアントニオではメジャー昇格の機会を得られず、放出されました。

マーリンズ時代

2024年5月4日、ルイス・アラエスとのトレードでマイアミ・マーリンズへ移籍。その後、DFAとなり、40人枠から外れて3Aジャクソンビルへ。さらに2Aペンサコーラにも降格するなど、メジャーでの登板がないままシーズンを終えました。

選手としての特徴

リリーフとして、平均約152km/h、最速158km/hの直球とスライダーを主体とした投球スタイルが特徴です。

人物

第5回WBC韓国代表の合宿中に、日本戦で大谷翔平に故意死球を当てると匂わせる発言をしたことが、国内外から批判を浴びました。その後、「大谷があまりにもすごい打者なので、弱点がないように見えた。本当に投げるところがなければ痛くないお尻に遅いボールを投げる、と言った」と釈明しました。しかし、本戦では負傷により登板機会はありませんでした。

詳細情報

年度別投手成績

2023年度シーズン終了時

（各年度の太字はリーグ最高）

WBSCプレミア12での投手成績

オリンピックでの投手成績

代表歴

2019 WBSCプレミア12 韓国代表
2020年オリンピック野球韓国代表
2023 ワールド・ベースボール・クラシック韓国代表
2022年アジア競技大会韓国代表

背番号

19（2017年 - 2023年）

脚注

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
Woo-Suk Go stats MiLB.com（英語）
選手の各国通算成績 KBO
高 宇錫 - statiz.co.kr
高佑錫 (@gowoodori) - Instagram

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