高宮駅について
高宮駅(たかみやえき)は、福岡県
福岡市南区大楠三丁目に位置する
西日本鉄道(西鉄)天神大牟田線の
高架駅です。この駅は、駅番号T04でホームの長さが12両分と、比較的長い設計となっています。
歴史の沿革
高宮駅は
1924年4月12日に九州鉄道の一部として開業しました。その後、
1967年にはホームの跨線橋が設置され、
1978年には
西鉄平尾駅から大橋駅間が高架化され、この駅も
高架駅として生まれ変わりました。
2005年にはエレベータが設置され、
2008年からはICカード「nimoca」が利用可能となりました。さらに、
2017年2月には
駅ナンバリングが導入され、
2024年3月18日からは平日朝の急行が隣の
西鉄平尾駅と共に停車することになります。
駅の構造
高宮駅は相対式ホーム2面2線を持つ
高架駅で、自動改札機や自動券売機が設置されています。駅の1階には、商業施設として高宮西鉄名店街や
西鉄ストアが入っており、利用者にとって便利な空間を提供しています。
利用状況
2023年度のデータによれば、高宮駅の1日平均
乗降人員は19,583人で、西鉄の駅の中では第7位に位置しています。近年では利用者数が増加傾向にあり、2019年度には特急停車駅の
西鉄二日市駅を上回るなど、さらなる成長が期待されています。
駅周辺の環境
この駅は南区の北部にあり、周囲には住宅街や商業施設が密集しています。駅周辺には
都築学園グループの高校・大学があるため、多くの通学生が利用しています。また、駅前には県道31号線(通称:
高宮通り)が通っており、大牟田線に平行しています。
周辺施設
バス路線
高宮駅付近には
西鉄バスの停留所が2か所あり、様々な目的地へのアクセスが可能です。西口には「西鉄高宮駅停留所」が、東口には「西鉄高宮駅東口停留所」があり、それぞれ多くの路線が運行されています。
その他の情報
高宮駅から平尾駅へ向かう道沿いには、ケヤキの街路樹が並ぶ側道があります。高架化に際し旧地平時代の線路が移設された部分で、その用地が道路として利用されています。これに伴う再開発により、地域の景観も大きく変わりました。
隣接駅
高宮駅には
西日本鉄道の天神大牟田線が通っており、隣駅は
西鉄平尾駅(T03)、大橋駅(T05)です。特急や急行が通過する時間帯もあるため、利用者はダイヤに注意が必要です。
このように、高宮駅は利用者の多い重要な交通ポイントであり、地域の利便性を高めるための様々な取り組みが行われています。