高松市道木太鬼無線

高松市道木太鬼無線について

高松市道木太鬼無線（たかまつしどうきたきなしせん）は、香川県高松市の木太町字小原から鬼無町藤井に至る重要な市道です。この路線は、石清尾山塊によって分断された高松市の中部と西部を結び、人口密集地である中部郊外を貫通しており、現在整備が進められています。完成後は、朝夕の通勤ラッシュ時に問題となっている交通渋滞の緩和に寄与することが期待されています。特に、県道176号（檀紙鶴市線）や中心市街地の渋滞を軽減する役割を果たすことでしょう。

概要

高松市の中部郊外地域を東西に貫通する木太鬼無線は、現在整備が進んでいるため、一時的に2つの区間に分かれています。将来的には、高松市の都市計画道路の一環として重要な幹線道路となることが見込まれています。未供用の区間は、県道43号中徳三谷高松線の別線2（気象台南交差点）から県道280号高松香川線（二ツ橋交差点）までの1区間です。この路線は、区画整理が進められている区域が多く、特に宮前公民館前交差点から気象台西交差点は太田第2土地区画整理事業の施工区域内にあります。

路線データ

• - 起点: 香川県高松市木太町字小原752番地1（県道43号中徳三谷高松線本線交点）
• - 終点: 香川県高松市鬼無町藤井616番地1（藤井交差点・県道33号高松善通寺線交点）
• - 総延長: 7.54 km
• - 幅員:

- 起点からことでん琴平線跨線橋まで: 22 m
- ことでん琴平線跨線橋前後: 28 m
- 奥の池南交差点 - 峰山トンネル: 16 m
- 峰山トンネル: 13 m
- 終点まで: 16 m

• - 車線数: 起点から奥の池南交差点は4車線、それ以降は2車線
• - 最高速度: 起点から奥の池南交差点まで50 km/h、御殿橋から終点は40 km/h

整備中区間

2022年時点で未供用の区間が中間に1か所存在します。高松市では、この路線を整備中の都市計画道路の中で最も重要な路線の一つとして位置づけており、財源は国の臨時交付金と市債が半々で内訳されています。

県道43号 - 宮前公民館前交差点

この区間は起点から旧空港通りまでのわずか220 mの長さですが、地権者の土地売却が進まなかったため、工事は長期間中断。2020年12月に工事が再開し、2022年10月22日に新たに開通しました。

気象台西交差点 - 三条二ツ橋交差点

この区間では、ことでん琴平線と御坊川を越える跨線橋の建設が必要です。しかし、周辺の住宅軒数が多く、住民の立ち退き問題から事業化が難航。2022年度にこの区域の事業化が決定し、用地買収が進められている状況です。

橋梁

「木太鬼無線」に関わる幾つかの橋梁があります:

• - 御殿橋（長さ132.8 m、幅16.8 m）
• - 本津川新橋（長さ62.1 m、幅16.1 m）

都市計画道路指定

木太鬼無線は未供用部分も含めて高松市の都市計画道路として指定されています。編成番号は3・3・107で、2001年の3月12日に指定されました。

沿革

• - 2002年7月30日: 宮前公民館前交差点から気象台東交差点までが開通。
• - 2018年7月2日: 峰山トンネルを含む区間が開通。
• - 2022年10月22日: 新たに宮前公民館前交差点間が開通。

このように、高松市道木太鬼無線は地域の交通網において重要な役割を果たす一方、歴史的な背景や様々な課題を抱えています。それだけに、今後の整備段階が注目されます。

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