高橋信美

高橋信美（たかはし のぶよし）は、1884年1月5日に長野県小県郡武石村（現在の長野県上田市）に生まれ、1958年2月24日に生涯を閉じました。彼は、日本の医学界に多大な貢献をした医師であり、医学者です。妻のふく子は、大沢岳太郎の次女です。

経歴

旧制上田中学（現在の長野県上田高等学校）を経て、第四高等学校に進学。1910年に東京帝国大学医学部を卒業しました。卒業後は同大学の助手として勤務した後、1917年に千葉医学専門学校（現在の千葉大学医学部）の第一外科主任教授に就任しました。1919年からの2年間は欧米諸国へ留学し、最新の医学知識と技術を学びました。帰国後の1923年には千葉医科大学（千葉大学医学部の前身）教授となり、1929年には同大学の学長に就任しました。

高橋信美は、その卓越した医学的知識と指導力により、多くの医師を育成し、日本の医学界の発展に貢献しました。1938年には勲二等瑞宝章を、1940年には従三位を受章しています。また、千葉県医師会会長、千葉県済生会長、日本外科学会会長、国際外科学会名誉会員など、数々の要職を歴任しました。

栄典

1903年（明治36年）12月19日には、正六位に叙せられました。

参考文献

千葉大学医学部第一外科教室同門会 編『高橋信美先生』
『人物でつづる千葉県社会福祉事業のあゆみ』

高橋信美は、外科医としてだけでなく、教育者、指導者としてもその才能を発揮し、日本の医学界に大きな足跡を残しました。彼の業績は、今もなお多くの人々に語り継がれています。

もう一度検索