高橋康夫 (実業家)

高橋康夫について

高橋康夫（たかはし やすお）は、1928年（昭和3年）2月13日生まれの日本の実業家です。現在は、シーコムの常勤監査役を務めています。彼は、かつてTBS（東京放送）で総務局次長を務めた経歴を持ちます。

家族と親族

高橋康夫は、全国朝日放送の取締役であった高橋義治の弟です。また、電通顧問の高橋治之や、イ・アイ・イグループの代表であった高橋治則の叔父にあたります。高橋家は長崎県平戸市にルーツを持ち、東京都の目黒区、品川区小山、世田谷区用賀にも居住歴があります。

彼の父は高橋猪之助、母は信です。妻は都で、長男と長女がいます。兄の義治は実業家で、甥の治之も実業家として活躍しています。また、甥の治則は、かつてイ・アイ・イグループを率いていましたが、2005年に死去しました。親戚には、政治家の大橋武夫や浜口雄幸、銀行家の浜口巌根、外交官の北田正元、実業家の北田正典などがいます。

経歴

高橋康夫は、長崎県出身で、1951年（昭和26年）に法政大学経済学部経済科を卒業しました。同年、東京放送（現在のTBS）に入社し、キャリアをスタートさせました。1970年（昭和45年）には秘書部長に就任し、その後、1977年（昭和52年）には総務局次長に昇進しました。1983年（昭和58年）にTBSを退社した後、関連会社のジー・アンド・シーに移り、常務、代表取締役社長、相談役を歴任しました。1992年（平成4年）には、ジー・アンド・シーをT・B・Sプラザと改称し、翌年退任。1993年（平成6年）には、シーコムの常勤監査役に就任しました。

人物

高橋康夫の趣味は古美術鑑賞と園芸です。宗教は曹洞宗を信仰しています。彼は、日本の経済界で重要な役割を果たした一族の一員であり、その幅広い人脈と知識で、多くの企業に貢献してきました。

その他

甥の治則は、旧東京協和・安全の2つの信用組合の乱脈融資事件に関与し、背任の罪に問われました。この事件は、当時の社会に大きな衝撃を与え、高橋家にも大きな影響を与えました。



参考文献

* 人事興信所編『人事興信録 第38版 下』人事興信所、1995年

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