高橋直樹 (野球)

高橋直樹のプロフィール

高橋直樹（たかはし なおき、1945年2月15日生まれ）は、九州の大分県佐伯市にルーツを持つ元プロ野球選手で、主に投手として活躍しました。また、彼はコーチや解説者としても知られています。

経歴

プロ入り前

高橋は中学時代に大分県全体の模試で良い成績を収め、その後津久見高校に入学しました。最初はオーバースローで投球していましたが、指導者の勧めによりアンダースローに転向しました。1963年の夏の甲子園では、強豪中京商業に当たって惜しくも敗れました。その後、東京大学を目指しつつも、早稲田大学商学部に進学しました。大学での活躍が評価され、1967年のドラフトで東映フライヤーズに指名されましたが、まずは社会人野球の日本鋼管で腕を磨くことを選びました。

東映・日拓ホーム・日本ハム時代

1968年に東映フライヤーズに入団した高橋は、アンダースローからサイドスローに近い投法へとスタイルを確立しました。1973年6月には、ノーヒットノーランを達成し、1974年には1試合で勝利とセーブを同時に記録するという稀有な業績を達成しました。1975年には17勝を挙げ、エースとしての地位を確立しました。

広島時代

1981年には広島東洋カープへトレード移籍しますが、期待に応えることができず、2年間でわずか2勝に留まりました。その後、1982年に西武ライオンズへ移籍しました。

西武時代

広島から移籍後、西武で高橋は再び活躍しました。特に1983年には防御率3.03で13勝を挙げ、最優秀勝率タイトルを獲得する等、チームに大きな貢献をしました。そして、1986年には読売ジャイアンツに移籍しましたが、そこで自身の選手生活にピリオドを打ちました。

引退後のキャリア

引退後は解説者やコーチとしてのキャリアを歩み、野球界に密接に関わり続けました。日本テレビやラジオ日本での解説者として活躍したほか、メジャーリーグにも目を向けており、カンザスシティ・ロイヤルズの投手コーチとしても名を馳せました。

人物像

高橋は几帳面な性格で知られ、現役時代のロッカーは常に整然としていたとされています。投手としては制球力が際立ち、高速ストレートはそれほど速くはなかったものの、四球をあまり出さない投球スタイルが特徴でした。

高橋直樹は、その選手としてのキャリアだけでなく、その後のコーチとしての活躍や解説者としても、日本の野球界に深い影響を与えた人物です。彼の功績は現在も語り継がれています。

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