高津ジャンクション

高津ジャンクション

高津ジャンクション（こうづジャンクション）は、大阪府大阪市中央区高津に所在する阪神高速道路の重要な接続点です。ここでは、阪神高速の幹線である1号環状線と、大阪市内と堺方面を結ぶ15号堺線が結ばれています。これらの路線が交わることで、都市高速道路ネットワーク内での円滑な交通流動と、利用者の多様な目的地へのアクセスを支えています。

接続路線

高津ジャンクションにおいて接続する路線は以下の通りです。

阪神高速1号環状線
阪神高速15号堺線

このジャンクションは、それぞれの路線を行き来するためのランプウェイによって構成されており、環状線から堺線へ、あるいはその逆方向への乗り換えを可能にしています。ただし、接続の構造上、一部方向に進行できないランプも存在します。

歴史

高津ジャンクションとその周辺の高速道路の歴史は、阪神高速道路網の発展とともに歩んできました。

1967年3月10日: 阪神高速1号環状線の一部区間として、道頓堀と湊町の間が開通しました。これは現在の高津ジャンクションが位置するエリアの一部を構成します。
1972年4月5日: 阪神高速15号堺線の高津から湊町までの区間が開通しました。これにより、現在のジャンクションに至る路線の一部が形成されました。
1973年11月14日: 1号環状線から15号堺線の下り方面へ接続するランプウェイが開通しました。このランプの完成をもって、この場所がジャンクションとしての機能を初めて供用開始することとなりました。

興味深い点として、このジャンクションは供用開始から長きにわたり、特定の名称を持っていませんでした。都市高速ネットワークの一部として機能していましたが、正式な名称が与えられることはありませんでした。

しかし、時を経て、名称を定める動きが起こります。

2018年5月21日: 阪神高速道路株式会社によって、この無名のジャンクションに名称を付与するための募集が開始されました。この際、「高津ジャンクション」という仮称が提示され、一般からの意見が募られました。
2018年6月28日: 募集の結果、提出された意見を踏まえ、正式名称が「高津ジャンクション」に決定したことが発表されました。

供用開始から実に40年以上の時を経て、ようやくこの主要な接続地点に正式な名前が与えられたのです。

隣接する施設・ジャンクション

高津ジャンクションは、阪神高速道路ネットワークの中で以下の施設やジャンクションと隣接しています。

1号環状線: ジャンクションの北側には道頓堀出口（1-10）があり、南側には高津入口（1-11）が位置しています。
* 15号堺線: ジャンクションの北側には高津入口（1-11）があり、南側で湊町ジャンクションに接続し、その先には湊町出入口（15-01）があります。

高津入口は、1号環状線と15号堺線の両方に接続する構造を持っています。

このように、高津ジャンクションは大阪市中心部の高速道路網において、東西および南北方向への重要な分岐点として、日々多くの交通を支えています。長年の無名期間を経て正式名称を得たこのジャンクションは、地域のランドマークとしても認識されるようになっています。

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