湊町出入口

湊町出入口

大阪府大阪市浪速区に設けられている、阪神高速道路の施設です。ここでは、1号環状線への入口と、1号環状線および15号堺線からの出口が設けられています。大阪の主要な繁華街である難波や道頓堀を含む、いわゆる「大阪ミナミ」エリアへ向かう際の、最も近い出入口の一つとして利用されています。

構造と機能

湊町出入口は、特定の方向への通行のみが可能な「ハーフIC」と呼ばれる構造です。

具体的には、以下の機能を持っています。

• - 1号環状線のえびす町方面から、または15号堺線の高津方面から向かう車両のための出口。
• - 15号堺線の堺方面から向かう車両のための出口。
• - 1号環状線の信濃橋方面へ向かう車両のための入口。

出口の詳細

環状線えびす町方面・堺線高津方面からの出口
この出口は、大阪シティエアターミナル（OCAT、JR難波駅）と一体的に整備されています。高速道路から一般道への接続部分はOCATの南西端に位置しており、「湊町南出路」とも呼ばれることがあります。この部分は1996年3月12日に供用が開始されました。

堺線堺方面からの出口
こちらの出口は、複合施設である湊町リバープレイスと一体となった構造です。高速道路から出た車両は、湊町西交差点で千日前通に接続します。この出口は後述する入口と共に「湊町北出入路」と称されることもあり、2002年4月3日から利用されています。

入口の詳細

環状線信濃橋方面への入口
この入口もまた、湊町リバープレイスと一体的に整備されています。道頓堀川に架かる深里橋の南西側で四つ橋筋に接続し、高速道路へ入る構造です。この入口も堺方面からの出口と同様に「湊町北出入路」と呼ばれることがあり、2002年4月3日に供用が始まりました。

湊町パーキングエリア

湊町リバープレイスの2階部分には、湊町パーキングエリアが併設されています。このパーキングエリアへ向かう入口は、堺方面からの出口の途中で分岐しています。ただし、このパーキングエリアに入ってしまうと、元々の湊町出口を利用することはできなくなるため注意が必要です。パーキングエリアからの出口は、環状線信濃橋方面への入口に合流する形になっているため、パーキングエリア利用後の次の出口は、環状線の信濃橋出口となります。

歴史

現在の湊町入口が2002年4月に供用を開始する以前には、別の場所に「旧湊町入口」が存在しました。この旧入口は千日前通沿いの賑橋跡に位置しており、現在の入口よりも古い歴史を持っています。

旧湊町入口は、1964年6月28日に開設された当初は出口として供用されていましたが、翌年の1965年12月12日に入口に変更されました。また、開設当初は「なんば」という名称が使われていましたが、「湊町」に名称が変更された正確な時期は明らかになっていません。ちなみに、現在の「なんば出口」は、1967年3月10日に利用が開始されています。

旧湊町入口からの流入路は、環状線に合流した直後に、堺線上り線の環状線への合流があった場所でした。現在でも、道頓堀川の上には、この旧湊町入口の痕跡を見つけることができます。

接続する道路

千日前通
四つ橋筋

周辺施設

大阪シティエアターミナル（OCAT、JR難波駅） - えびす町・高津方面からの出口とバスターミナルが直接接続しています。
湊町リバープレイス（なんばHatch、FM OSAKA社屋） - 堺方面からの出口と信濃橋方面への入口、そして湊町パーキングエリアがこの施設と一体化しています。
なんばパークス
髙島屋（南海難波駅）
地下鉄なんば駅・大阪難波駅（近鉄・阪神）
なんばマルイ
戎橋
心斎橋筋
道頓堀 - この出入口付近で中央区、西区、浪速区の境界線が交わっており、1号環状線の高架より西側の道頓堀川は「西道頓堀川」とも呼ばれます。
日本橋でんでんタウン
法善寺横丁
堀江
アメリカ村
なんばウォーク
産経新聞大阪本社

隣接する出入口・ジャンクション

阪神高速1号環状線

(1-13)えびす町入口 - (1-14)なんば出口 - 湊町JCT - (1-01)湊町出入口 - (1-02)四ツ橋入口 - 西船場JCT - (1-03)信濃橋出入口

阪神高速15号堺線

(1-11)高津入口 - 高津JCT - 湊町JCT - (15-01)湊町出口 - (15-02)汐見橋入口 - (15-03)芦原出口

関連項目

日本のインターチェンジ一覧
大阪市内の筋・通一覧

外部リンク

* 阪神高速道路株式会社

もう一度検索