高瀬ゆり子

高瀬ゆり子（1960年10月3日 - ）は、日本のアニメーション業界で活躍するアニメーターです。別名義として、大宮ゆり子、のぶめを使用しています。神奈川県川崎市出身で、東京デザイナー学院を卒業しています。

1979年の『ザ☆ウルトラマン』からアニメーターとしてのキャリアをスタートさせました。1980年代には、『あしたのジョー2』、『おはようスパンク』、『じゃりン子チエ』などの作品で動画を担当し、経験を積みました。また、『六神合体ゴッドマーズ』、『ダッシュ勝平』といった人気作品にも参加しています。

1982年には、『ゲームセンターあらし』、『タイガーマスク二世』、『愛の戦士レインボーマン』、『ゴールドライタン』、『まんが 水戸黄門』、『超時空要塞マクロス』などの多様な作品で動画を担当しました。1983年には、『装甲騎兵ボトムズ』、『レディジョージィ』、『ストップ!! ひばりくん!』、『キャプテン翼』、『バイファム』に参加しています。

1984年以降は、原画としての参加も増え、『とんがり帽子のメモル』や『ガラスの仮面』といった作品でその才能を発揮しました。劇場アニメにも携わり、1984年の『綿の国星』、1986年の『アリオン』では動画を担当しています。また、OVA作品にも参加し、『くりいむレモンシリーズ』でも動画を担当しました。

1985年以降も、『機動戦士Zガンダム』、『ダーティペア』、『ダンクーガ』、『レイズナー』、『機動戦士ガンダムZZ』、『聖闘士星矢』、『北斗の拳2』、『鎧伝サムライトルーパー』など、数多くの人気アニメシリーズで動画を担当しました。

2000年代に入ってからも、高瀬ゆり子の活躍は衰えることなく、2000年には劇場版『ピチューとピカチュウ』で原画を担当しました。2005年の『創聖のアクエリオン』、2006年の『地獄少女 二籠』でも原画を担当しています。

近年では、作画監督としての活動が目立っています。2018年の『BORUTO-ボルト- NARUTO NEXT GENERATIONS』を皮切りに、2019年には『バミューダトライアングル 〜カラフル・パストラーレ〜』、『からくりサーカス』、『ソウナンですか?』で作画監督を務めました。2020年には、『ARP Backstage Pass』、『宇崎ちゃんは遊びたい!』、『モンスター娘のお医者さん』で作画監督を担当。2021年には、『異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω』で作画監督を務める傍ら、『カノジョも彼女』ではプロップデザインも担当し、『MUTEKING THE Dancing HERO』でも作画監督を務めました。

2022年には、『Extreme Hearts』で作画監督を担当し、2023年には『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』、『事情を知らない転校生がグイグイくる。』、『豚のレバーは加熱しろ』で作画監督として携わるなど、現在も精力的に活動を続けています。

高瀬ゆり子は、長年にわたりアニメーション制作の現場で活躍し、数多くの作品に貢献してきた、経験豊富なアニメーターです。

もう一度検索